竹林亭白房

らっ好「しの字嫌い」★落語

□本日落語二席。
◆三遊亭らっ好「しの字嫌い」(寄席チャンネル『鮮 あざやか』)。
新橋内幸町ホール、令和5(2023)年1月9日(「三遊亭らっ好独演会」)。
落げは、従来型だと、なかなか「し」を言わない清蔵に対して、旦那が「しぶといやつめ」と言ったあと、清蔵が旦那に「し」を言わせてやりこめたところで「この銭はおらのもんだ」と言うものである。

らっ好は旦那の「しぶとい……」のあとに、清蔵が「しめしめ」と言って相討ちになるという形。落語「二人癖(のめる)」と同じパターンである。
たぶんらっ好が作ったのではないはず。以前も誰かが演っている。ただ、昭和の名人たちは旦那の「しぶとい……」(または「しぶとい」のあとにさらに「しまった」)で切るから、相討ちは比較的新しい型ではないかと。いったい誰がこしらえたものか。

◆『笑点』落語家テンショク大喜利:鈴々舎馬るこ(司会)/鈴々舎美馬・三遊亭あら馬・春風亭一蔵・三遊亭遊かり・三遊亭わん丈・蝶花楼桃花※錦笑亭満堂(三遊亭とむ改メ)(座布団運び)(BS日テレ『笑点』特大号第461回)。
日テレ麹町スタジオ、令和5(2023)年8月2日OA。
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