竹林亭白房

雀々「手水廻し」@せせらぎ寄席★落語

□本日落語一席。
◆桂雀々「手水廻し」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
東京玉川せせらぎホール、令和5(2023)年12月16日(第四回「せせらぎ寄席」ひるの会)。
マクラで、クルーズ船や御座敷列車での落語を語り始めたので、嗚呼、これはぜったい台湾人のバスツアーの噺がくるなと予想したとおり、これを演って大ウケ。

雀々はマクラをネタとして語る天才である。古くは、師匠桂枝雀のもとでの修行時代の逸話、その後は、桂ざこばと居酒屋<小桜庵>での体験談、そして、ここ二三年だろうか、台湾人バスツアーが鉄板ネタである。今回もよくウケていた。

それにしても、この東京の玉川での定期的と思われる寄席は、他の落語会には足をはこばない客たちが集う場なのだろうか。というのも、雀々は、さきに挙げたマクラネタもそうだが、これはいけると思ったものは、何度もくり返して語る。
だから、ある程度の落語ファンであちこちの落語会に顔を出しているという客なら、きっとどこかでこのマクラを聞いているだろう。
今や、東京を活動拠点にしている雀々だから、もう都内の定席や落語会などでは、きっと数えきれないくらい演っていると思うのだが。

さて、このマクラを振っておいて、本ネタにはどうつなげるのだろうと思っていたが、「言葉が通じない」がキーワードだったか。それで、「手水廻し」になる。
自分は、もう三四回はこのマクラを聞いている記憶があるけれど、これを演るといつも「手水廻し」だったかどうだか。このマクラからまた違うネタに入る展開があったかどうかまた注意しておこう。そうこうしているうちに、また新たなマクラのネタを演り始めるかも知らんが。
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