□本日落語二席。
◆森乃石松「寄合酒」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年7月6日収録(第437回「NHK上方落語の会」)。
◆三遊亭朝橘「本膳」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、令和5(2023)年3月24日(第657回「TBS落語研究会」)。
さほど頻繁に聞く噺ではない。が、登場人物を実在の人にかえた「荒大名の茶の湯」も含めると、年に一回くらいは聞くか……と思って、調べてみると、2011年以後の記録だと、「本膳」として聞いたものが六席、「荒大名の茶の湯」として聞いたものが六席だった。やはり一年に一回くらいの感覚はあたっていた。
ちなみに、東西の落語家で見てみても半々くらい。「本膳」と「荒大名の茶の湯」で東西の偏りがあるというわけでもなかった。こうなると、これは完全に演者の好みということになるのか。
キャラ立ちしている噺として演りたい(演りやすい)と思う落語家は「荒大名の茶の湯」、そうでなければ「本膳」というわけか。聞くがわのアプローチとしては、やはり「荒大名の茶の湯」のほうが登場人物の顔(主観または先入観だが)が思いうかんでおもしろくはある。
『増補 落語事典』によれば、中国の『笑林』にあるらしいからここは源流かもしれないが、民話としても広く伝わっているようだ。このへんの相関は調べてみる価値がある。
◆森乃石松「寄合酒」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年7月6日収録(第437回「NHK上方落語の会」)。
◆三遊亭朝橘「本膳」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、令和5(2023)年3月24日(第657回「TBS落語研究会」)。
さほど頻繁に聞く噺ではない。が、登場人物を実在の人にかえた「荒大名の茶の湯」も含めると、年に一回くらいは聞くか……と思って、調べてみると、2011年以後の記録だと、「本膳」として聞いたものが六席、「荒大名の茶の湯」として聞いたものが六席だった。やはり一年に一回くらいの感覚はあたっていた。
ちなみに、東西の落語家で見てみても半々くらい。「本膳」と「荒大名の茶の湯」で東西の偏りがあるというわけでもなかった。こうなると、これは完全に演者の好みということになるのか。
キャラ立ちしている噺として演りたい(演りやすい)と思う落語家は「荒大名の茶の湯」、そうでなければ「本膳」というわけか。聞くがわのアプローチとしては、やはり「荒大名の茶の湯」のほうが登場人物の顔(主観または先入観だが)が思いうかんでおもしろくはある。
『増補 落語事典』によれば、中国の『笑林』にあるらしいからここは源流かもしれないが、民話としても広く伝わっているようだ。このへんの相関は調べてみる価値がある。