今週の『光る君へ』第六回は「二人の才女」というサブタイトル。才女で二人と言えば、もう主人公の紫式部と、清少納言のことにちがいないとばかり視聴。
それにしても、まだ二人とも宮中出仕をしていないのに、どうしてこんな早い段階で接点があるのだろうと見ていると、藤原道隆が催した漢詩の会に、たまたま二人が出席していたというもの。
漢詩の会というと、基本的には貴族男子のものだが、そこは紫式部も清少納言も、漢籍ら造詣が深かったというキャラクターを利用した架空のプロットである。
紫式部と清少納言については、何かコラム的なものを書いたり、口頭でする解説講義などで、二人は面識がなかったと、書いたり説いたりしてきた。それは、二人が仕える主人が別々なので、宮中内の話として至極あたりまえのことだが、出仕以前の話となると、なるほどそんなこともあったのかもしれないという感じである。
資料とかがなくて不明の部分については、あったかもしれないしなかったかもしれないと思って見るのが、歴史ドラマのおもしろさか。以前、大河ドラマ『新選組!』で、江戸で知りあった坂本龍馬と近藤勇が、路上で相撲をとるというエピソードがあったが、今回もあれと似たようなものか。
それにしても、大河ドラマを何から何まで史実として見た人が、自分の書いたコラムなどを読んで嘘じゃないかと言われるのだけはまっぴらごめんである。
それにしても、まだ二人とも宮中出仕をしていないのに、どうしてこんな早い段階で接点があるのだろうと見ていると、藤原道隆が催した漢詩の会に、たまたま二人が出席していたというもの。
漢詩の会というと、基本的には貴族男子のものだが、そこは紫式部も清少納言も、漢籍ら造詣が深かったというキャラクターを利用した架空のプロットである。
紫式部と清少納言については、何かコラム的なものを書いたり、口頭でする解説講義などで、二人は面識がなかったと、書いたり説いたりしてきた。それは、二人が仕える主人が別々なので、宮中内の話として至極あたりまえのことだが、出仕以前の話となると、なるほどそんなこともあったのかもしれないという感じである。
資料とかがなくて不明の部分については、あったかもしれないしなかったかもしれないと思って見るのが、歴史ドラマのおもしろさか。以前、大河ドラマ『新選組!』で、江戸で知りあった坂本龍馬と近藤勇が、路上で相撲をとるというエピソードがあったが、今回もあれと似たようなものか。
それにしても、大河ドラマを何から何まで史実として見た人が、自分の書いたコラムなどを読んで嘘じゃないかと言われるのだけはまっぴらごめんである。
でも、男子の詠んだ漢詩に対して、清少納言が批評する才気ばしったふるまいをして、それを父の清原元輔が諫めるようなところは、よくできたプロットになっていると思った。また、今後が楽しみである。
□本日落語一席。
◆三遊亭歌武蔵「子ほめ」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和5(2023)年10月22日収録。