今日は2回目の「陰陽師 生成り姫」をみてきました。
前回は三階席のそれもサイド席から見たので舞台左半分が見れなかったのですが、今回は1階席の花道左側の席だったので、左側がばっちし見えました。
すると、引間さんは結構左がわ(下手側)に出ていることが多く、それで上から見ていてもどこにいるのかよくわからなかったのだなと思いました。
さてさて、この先多少ネタバレで。
今回は1階席で前の方だったので、役者さんの表情も見え、舞台全体も見えたのもあって、それで前回よりも感情移入できて面白く感じたのも大きいとは思うのですが、役者さん達も前回よりもさらに役になっていたように思います。
例えば綾子姫(太田夢莉さん)ですが、前回の時は、叫んでいるような台詞回しで気になっていたのですが、今回は叫んでいる感じではなく、聴きやすい台詞回しでよかったなぁと思いました。
今回、すごくいいなと思った役者さんは、博雅役の人(林翔太さん)です。博雅の徳子姫に対する想いがひしひしと伝わってきて、何度も切なくて涙が出そうに成りました。晴明(三宅健さん)の演じる晴明も以前見た時よりも威厳があってよかったように思います。後は、晴明の博雅に対する思いもすごく伝わってきてよかっtです!徳子姫の前よりもすごく怖く思ったし・・・私の後ろの席に座っていた男性が幕間の時に、「徳子姫、怖いね〜」としみじみ言っていて、心の中で「うんうん、私もそう思う」と思っていました。
そして、引間文佳さん!表情までよく見えてよかったです!文虫役のときに、セリフもあるんですけど、それもしっかりと聞くことができ、よかったです!晴明のセリフに対してのリアクションも見えたし、蜜虫が自由奔放な感じの役なんですけど、それに対してお姉さん的な感じに演じていて、その様子もよかったです。そして、右足。足でもちゃんと想いのこもった動きができていてさすがだと思いました。それにしても、やはり、足の役はかなり重労働だなと言う印象は変わりませんでした。
どんどんよくなっている舞台ではないでしょうか。ただ、私はもう、この先、見にいく予定がないので、今後さらにどうなるのかは見れないのですが、また、5日、再演があるといいなと思いました。できれば今のキャストでまた。それぞれがそれぞれの役を深めていて本当によかったです。
もし、再演があるなら、ちょっと気になっていることを少し。
舞台セットについて。とても凝っているなと思うのですが、なんかどうもジャングルに見えてしまって。貴船神社は山奥にあって確かに緑は多いのですが、あんなジャングルな感じではなかったように思うのですが・・・どうなんだろう?もう少し、日本の森を感じさせるようなセットになるといいなと思いました。
後、効果音で気になった音があるのですが、たまに「チーン」と言う音が入るのですが、どうも違和感を感じてしまう音でした。例えば、徳子姫が鬼から正気に戻る時に「チーン」となるところがあるんですけど、「チーン」と言う音がすると、せっかく舞台に感情移入しているのが途切れてしまって、何だかもったいなく感じたのですが、・・・自分だけでしょうか。正気から鬼になる所のドドドドドド〜っという効果のは非常にいいなと思ったのですが、「チーン」はどうしてもなんか違和感です。山賊に刀を取られたりするときにも「チーン」となるんですけど、なぜに「チーン」なんだと前回も今回も感じました。
あ、そうそう。後、花道付近だからわかったことで。
花道を通って後ろに役者さんがはけた後なんですけど、すぐにドドドドと走る音が微かに聞こえるんです。うらでも走って体力的にハードそうだと思ったのでした。しかし、舞台上ではそんなそぶりも見せず・・・さすがです!
今回、仕事が忙しい中だったのですが、今日の日に合わせて仕事の調整をして見に行き、頑張って見に行ってよかったなと思いました。
カーテンコールの引間さん。
とってもすっきりとした顔をされていて、それを見ているだけですごく嬉しい気持ちに成りました。
舞台で充実しているんだろうなぁと思いました。
次に舞台での引間さんが見られるのはいつだろう?
6月にNINJAの再演があるようなんだけど、これには引間さん、また参加するのかなぁ?
「新版NINJA」となっているので、内容や役者さんが多少変わってしまうのかな?
それも今回は小劇場ではなく、中劇場だそうで・・・・。
小さい舞台の方が向いているように思うのですが、新版だから大きい劇場に合うように変えるのかも知れません。
短く感想を書こうと思っていたのに結局長文になってしまいました。
本当、今日はいい舞台をありがとうございます!
千秋楽まで無事に公演ができますように。