中村宏「図画事件1953-2007」を今やっています。
この中村さん個人の展覧会っていうのは実は初めてなんだそうです。
あまり好きなタイプな絵ではないなぁと思いながらも
見に行ったんですけど・・・やはり、図版と本物は違いますね。
赤と黒だけで書いた作品があったんですけど、その赤がとても
綺麗でびっくりしました。
それで、絵を見ていて思ったんですけど、なにかしら
「こだわり」を持って作品づくりは取り組むもんだなぁと思いました。
「こだわり」っていうのは、自分が気になるものを追求するって
言う意味でのこだわりです。
この人の絵は基本的にモチーフはあんまし気持ちいいものではないんです
けど、けれども、実物を目の前にして、「美しい」と感じたんですよね。
印刷物では全然そういうことは感じないんだけど。
構図の迫力、色と形の洗練さ。
見に行ってよかったです。
とにかく、構図が斬新でした。
斬新といっても、1955年の作品やら、1968年の作品やらで、
もう50年ほど前の作品となるんですけどね。
それでも、すごく斬新に感じました。
あまり知られていないせいか、お客さんが非常に少なかったんですけど、
これは一見の価値ありの展覧会だと私は思いました。
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