えんじゃけん

ザ•ウェルキン

今日は、ザ・ウェルキンに行ってきました。知人が急にいけないこととなり、代わりに行ってきました。
場所は文化村シアターコクーンです。

多少ネタバレ有りで。

自分では多分というか、きっと見に行かなかったろう舞台。全く、前知識なしで行ったのですが、すごく衝撃的な内容のお芝居でした。知人の人は演劇通な方なのですが、さすが、面白いお芝居をよく知っているなと。主演は吉田羊と大原櫻子。主演2人ももちろんよかったのですが、その脇を固める役者さんたちも実力派な人たちでかなり見応えありでした。役者さんって、いろいろな人生を生きられて、普通に生きる人たちよりも何倍も色々と考えているんだろうなぁと思わされるお芝居でした。
魔女狩りとかが行われていた時代の話で、女性差別や格差社会、集団心理の怖さ・・・。
私は、この魔女狩りの辺りの集団心理が昔からどうも心に引っかかっていて、まさにそれに関わるお芝居立ったんですけど、大原櫻子がその処刑されるシーンをセリフで描写するんだけど、その処刑の仕方が本当に惨たらしくて、悲惨で・・・。そんなに処刑の内容まで考えた事なかったなと思い、ますます人間の集団心理の怖さを実感させられました。もう、二度とこの時代には戻ってほしくない。

特に2幕後半から凄まじいのですが、カーテンコールになると、櫻子さん、笑顔で手を振っていました。切り替えがすごいなと思ったのと同時に、その笑顔を見てホッとしている自分もいました。もし、これが櫻子さんもカーテンコールで重い面持ちのまんまだったら、かなり気持ちがズドーンと落ちたまんまだったかもなと。笑顔を見て、現実に戻ってこれた気がしました。

今現在、ここまで酷いことはないのかも知れないけど、その芽はあるように思います。人のそういう面を見なくて済むようなそういう世界であってほしいし、そういう行動に出ないように、1人1人が思えるようになればいいなと思います。集団心理に惑わされないよう、生きていきたいです。

今日は撮影が入っていたようです。そのうち、wowowで放送があるかも知れません。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「演劇」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事