中国へ行って来ました

3月26日から4月7日までの中国旅行記です

1日目上海

2012-04-22 21:25:13 | 日記
1日目上海



この日は8時に出発だった。

7時からご飯。はやいっ!

そもそも、朝ご飯なんて要らないわたしだけど、娘が居たらそうはいかないし。
5スターホテルの朝食をちょっと堪能してバスに乗り込んだ。

その日は、蘇州へ行く予定だったのだけど、ホテルがいっぱいだったので予定変更で、朝に上海の古い町並みを再現した公園を散策した後、杭州へ向かった。
上海の古い町並みは、千と千尋の神隠しに出てくる建物そのもので、とてもかっちょよかった。
あちこちで、小籠包やいろんな上海の蒸し餃子や揚げ餃子が売っていて、パオ(包)が好きな人にはたまらないところ。
サルモネラ菌の「タイフォイ」という予防接種を受けていたから、でかい顔をしてバクバク食べてた。

一通り楽しんだ後は、ミーティングポイントへ。
バスを待っていた間、まがい物のローレックスやおもちゃを売りにきてる人が居たのだけど、なんと、そこには、乞食さんも来ていた。
心優しき、元旦那の妹の旦那は、娘に10元を持たせて、おばあちゃん乞食にあげろと言う。
止めなさい。。。と思ったけど、こういう人は、自分の最愛の娘が苦しむ姿を見ないと学ばない。
案の定、わらわらと乞食が湧いてきて、娘を直撃してきた。
(その後、乞食を見ても恵む事をしなくなった)

悲しいことに、一人にあげると、いっぱい寄ってくるから、下手な親切心は仇になる。
その上、あの人たちは良いビジネスをしていた。
プラスチックのカップにコインを3、4個入れて、ちゃりんちゃりんと音を出して、恵んでくれと観光客に来るけど、紙のお金が入ると、素早くポケットに入れる。
まるで自分はぜんぜん恵んでもらえない、かわいそうな老婆ですと言わんばかりに、次の獲物へ近寄っていく。

4歳くらいの男の子が、おばあちゃんと一緒にやってきて、カップをちゃりんちゃりんとしていたけど、私は、その子のポケットに、ぱんぱんに入っていた紙幣の束をしっかりと見てしまった。
なんとも逞しい生き方をしてるもんだ。

20年くらい前にインドネシアに行った時に、お義母さんからきつく言われていたのが「コジキに恵むな」だった。
下手に恵むと、わらわらとあちこちからやってきて、下手したら殴り掛かって来たり、鞄を奪おうとしたりする人も居るらしい。
世界は広い...知らない事がいっぱあるんだと、驚いていたいたいけな私だった(笑)

上海を後にして、西湖がある杭州へ向かった。

私たちはAグループだったけど、それぞれ微妙にコースが違って、Dコースまであった。
ガイドは中国標準語。
歴史とかいろいろ説明してくれているんだけど、まったくわからない(笑)
私たちの家族総勢14人の中で、唯一解るのは、お義父さんだけ。
でも、何かを売るときとか、お金が欲しいときは、英語で説明してくれる。
なかなか、抜け目ないのだ。

そもそも、このツアーは、上海を起点に6泊7日で、二人で2万円程度。
朝、昼、晩と食事付き。
オプションは、3ヶ所、自由参加。
格安なんてもんじゃない。
カナダ、アメリカ、マレーシア、台湾、オーストラリア、シンガポールの人達が同じバスに居た。

中国の政府が観光業界を活性化させたいので、そこで資金を少し出し、後はあちこちのお店屋さんが、お客さんを連れて行くことを条件に、資金提供をしているためにツアー自体は格安となっている。
中国の国籍を持っていない中国人とその家族が参加できるらしい。

ホテルは、すべて5スター。
悪くても4スター。
朝食バイキングは、どこも中華と洋風だった。

これだけ安かったら、もう、文句言えない(言ってたけど(笑))。
バスは最新型の快適なバスで、振動も少なく酔う人は一人も居なかった。
ただ、朝早く、夜も20時過ぎの到着が普通で、お年寄りには厳しいと思う。




西湖は、杭州のメインイベントで、でかいでかい湖のほとりを散策したり、遊覧船に乗ったりして、自由気ままにすごせる自然がいっぱいのところ。
紡績と服飾が有名な町で、シルクペイントやデザインなんかは「杭州」!と言われているくらい、とても有名。
ユニクロも無印良品もある、中国の大都会の一つだった。

公園を中国人ガイドの案内で散策した後、真っ黒のトウモロコシを食べたり、鯉を見たりして遊覧船へ。
大きい湖で、そこを船に乗りながら回りの建物や景色を楽しんでいたら、遠くで噴水のショーが行われていた。
びゅんびゅん水が飛び散りまくり、どこからでもよく見えるくらい、大きい噴水のショーだった。
あれは、すごかった。なんでもでかい中国(笑)

船を降りたあとは、そこで、しばしフリータイム。
写真を撮ったり、アイスクリームを食べたりして、憩いのときを過ごしてから、オプションの中国のオペラへ。
でも、私たちファミリーは行かなかった。

「強制です」と言われたけど、中国語がわからないのと、歴史がわからないのとで、行っても楽しめないので、インドネシアからの合流組を合わせて、総勢14人の大グループの私たちは、自由気ままに公園を徘徊して、その時間を過ごしていた。

本当は、もっと大胆に散策していたら良かったのだけど、冒険するほど勇気が無くて、みんながステージを鑑賞している間、私たちは来た道を戻って公園へ行ったんだなぁ。
もし、私にもうちょっと勇気があったら、来た道の反対側を散策してただろうし、ショッピングセンターの場所を聞いて、いっただろうと!!
だって、ホントに近くに、無印良品とユニクロがあったんですよね!!!

臆病は損しますわね。
教訓にしなくちゃ。