中国へ行って来ました

3月26日から4月7日までの中国旅行記です

蘇州

2012-04-22 20:00:03 | 日記
蘇州



蘇州は、蚕を飼って、絹を作るのが有名なところで、とても古い町。
運河があちこちに張り巡らされていて、貴族の人たちは川遊びを楽しんでいた。
もともと城壁でぐるりと囲まれていた町でところどころ古い見張り櫓が残されている。
蘇州の意味は「魚、米、草(衣服=絹)に恵まれた豊かな町」
だから、昔からいろんな文化が繁栄してきた。
しかし、今は、近代化が進み、投資用の住宅が建ち並び、ゴーストタウンになっていたり、シンガポール資本のIT関係の工場がどかん!とあるので、半導体とか作っている町になっているそうな。

そう言えば、上海から杭州あたりまでは、洗濯の物干竿が、マンションの壁から突き出るように、垂直に通りに突き出ていたのだけど、無錫(むしゃく wuxi ウーシー)から南京あたりは、日本と同じように、壁に平行して出ている。
上海と南京は500kmくらいしか離れてないのだけど、文化の違いが見えて面白かった。

また、上海では、洗濯物が道路沿いの電信柱から電信柱の間にひもを渡して干してあった。
パンツからブラジャーまで、なんでも干されていて、びっくりした。
車やバイクが多く、空気も悪いし、歩きタバコが多い。
人口の40%が喫煙者だと言われている中国は、どこへ行っても喫煙者にあたる。
そんな通り沿いに洗濯物を干す人の気持ちがわからなかったけど、無錫(むしゃく wuxi ウーシー)あたりから南京にかけては、室内に洗濯物を干してる家もあったりして、ちょっとほっとした。

日本人の大半は、蘇州人が祖先だと聞いたことがあるけど、大半というよりは関西人かな?と思った。
なぜなら、信号機に待ち時間のカウントダウンがあったから。
それは上海では見られなかった。

蘇州では、淡水パールのお店に行った。
淡水パールってのは、一つの貝で20個からの真珠がとれるので、非常に安いはずなのに、定価を見たらミキモト真珠並みの値段でびっくりした。

色が奇麗だの、大きさがどうだの言っていたけど、いやいや、ミキモトや天草の丸さに比べたら、これは、ゴミにしか見えませんから。
ピンクも光が当たったらピンクみたいな、上品な色合いじゃないし、これは、いかんだろう~!と思っていたら、ジェニファーがやってきて「今ね、そこでお店の人に呼び止められたらね、22000元のネックレスを、何も言ってないのに、いきなり1600元まで落としてきたよ!!!」

だろうなぁ~~ 1600元は、オーストラリアドルで170ドルくらい。
日本円だったら、13000円くらいかな。
大きさや形を見たら、妥当だと思った。
買わなかったけど。

もう一つ、蘇州では古い庭が有名。
そこは、昔、金持ちの人の個人の邸宅だったそうな。
奥様が8人だったか、9人だったか居て、みんな同じ敷地内に住んでいたそうな。
子供は30人をこえていたと。
その大家族を養えるだけの財力と敷地面積があり、主の偉大さが垣間見える。
そんなお庭に、なぜか、超デカの盆栽が!!!

なんとも、不思議なお家だった。