岡山県華僑華人総会は、華僑華人に奉仕する組織である。
県内には、8,000人の同胞・華僑と2,000人の日本国籍・華人が在住。現在、コロナ問題で日本政府は、全国緊急事態宣言を出した。
県内の華僑華人にとり大きな痛手及び影響をもたらしている。お店を開けても人が街を歩いていない現状で、売り上げが少ない。テイクアウトで努力はしているが、厳しい。売り上げが少ないと家賃・人件費・光熱費などの支払いが出来ない。
雇用調整助成金申請でハローワークへ行っても、すごく待たされ、資料集めも大変だ。5月支給予定の10万円も今しばらく待つしかない。個人・法人に対する持続化給付金事業もようやく申請を開始。岡山市も個人・法人に対する事業継続支援金の申請を受け付けている。
岡山県は、県の施設である国際交流センターを4月20日(金)~5月10日(日)迄休館とした。岡山県華僑華人総会では、休館中、専従スタッフ2名を自宅待機とし、その間会長が10:00~17:00迄事務所にて待機、同胞のサポート体制を取っていた。11日以後はスタッフが連日交代で待機している。
《奮 闘 記》
相談:同胞から緊急帰国したいがどうしたらよいか?
回答:現在、成田から上海へ毎週一便だけ運航している。
・中国東方航空 MU524便、13:50成田発、16:15上海着、毎週金曜日。
・LCC春秋航空 20:00成田発、22:15上海着、毎週日曜日。
但し、LCC春秋航空は飛ばない日もあるのでホームページで確認する。
さらに、14日間上海での隔離検査があるので、覚悟の上帰国の事。
相談:県北の湯原温泉のあるホテルに就職していた同胞から、ホテルが倒産したので新たな就職先の情報提供をしてほしい。
回答:岡山市内の同胞の、ある中華料理店経営者を紹介し、直接交渉するようアドバイスをする。
相談:日本政府から倉敷在住の同胞に、日本国籍が許可されたとの連絡が入る。その後の駐大阪総領事館への手続きの方法について。
回答:コロナ問題で総領事館も休館中。開館後、総会での代理申請は可能。
相談:4月入学の岡山大学留学生が事務所へ挨拶に訪れ、アルバイト先を紹介してほしい。
回答:ドン・キホーテとコンビニを紹介する。
相談:日本の企業の社長から、広島県内の医療機関からの問い合わせで、中国の防護服製造先がわかれば教えてほしい。
回答:岡山県内で対応している同胞・広東省ルート、山東省ルートを紹介する。それぞれ直接交渉するようアドバイスをする。
その他、連日様々な相談が事務局に来る。また、大連・内モンゴル・江西省出身の同胞が私の体を心配し、マスクを差し入れてくれた。
この騒動は、早くて半年、長くて2年は続くと思われる、大変な時代だ。
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