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14MHz-5EL 墜落

2013-10-08 18:01:14 | イベント

2013年は台風の当たり年で、9月から10月にかけていくつもの台風が関東地方を襲撃した。10月8日に被害状況を確認するため飯能シャックに上りました。
一見シャックにもアンテナにも被害があるようには見えませんでした。
でも、何か変?
あれ? 30mタワーにアンテナが1本しか上がっていない。
14-5ELと21-5ELがスタックにしてあった筈なのに…

シャックの周りを回ってみたがアンテナは見つかりません。
仕方なく、30mタワーに上ってみると、14-5ELが同軸ケーブルのみを残して消えていました。周囲360度を見渡すと、何と50mほど下の崖に5ELが着地しているのが見えました。



シャックが建っている場所は、本当に山頂で平坦地がほとんどありません。周囲は30度~45度の急斜面で遥か彼方まで崖となっています。その崖は、高さ3~4m程の樹木が生い茂っています。樹木が邪魔して、シャックからは落下したアンテナが見えなかったのです。



大体の見当をつけ、木々に掴まりながら急斜面をアンテナを探してゆっくり下りて行きました。探すこと20分、木の上に着陸したブームから、エレメントが垂直に地面に突き刺さっているのを見つけました。
エレメントが地面に刺さって曲がってそれがクッションとなったことにより、ブームへの被害は発生していないように見えました。しかし、ブームには直接手が届きません。とに角、エレメントをブームから外し、ブームも可能な限り分割しないと一人では持ち上げられません。



枝を切ったり、エレメントを引っ張ったりしながら悪戦苦闘し、3時間かけて15.5mのブームと、曲がりくねったエレメント5本を引き上げることに成功しました。



台風による強風で、ブームマストブラケットがUボルトの部分から破損し、同時ケーブルのみでぶら下がっていたが(当然ながら)耐えられなくなり、バランのM型コネクタの部分からすっぽ抜けて落下したと思われます。


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