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聴刻堂日乗

鍵穴記念日

今日は隔週で老父母の通院の日。

朝に老父母宅へ。
今日は病院に行くよと動機付け。
外出できるよう服装を整える。
財布、携帯、家の鍵の三点セット。
ようやく病院に向けて出発。

病院に着いた。
保険証が古いと言われた。
10月から変わっているとのこと。
負担割合が変更の人が多いらしい。
その確認無しでは受付できない。
そう言われて、取りに戻った。

幸い新しい保険証は見つけられた。
負担割合は1割から2割に増えた。
倍増だ。しかし、やむをえまい。
老親と子ども達の顔を想い比べる。

再び病院に取って返す。
保険証を提出して診察してもらう。
病院のあとは一緒に昼ご飯。
今日は涼しいので温かいうどん。
食事の後、老父母と別れる。

やれやれ。
通院するのも一仕事だ。
特に今日は余分に往復して疲れた。

自宅に帰って一服してたら電話。
老親からだった。
何を言ってるのかよく判らない。
どうも家に入れずパニックの様子。
家の鍵を持ったのは確認したのに。

自転車で走って10分ほど。
着いたら二人は玄関の前。
いったい、どうしたんや?!

二人とも鍵穴に鍵を入れられない。
遂にここまで来たか。おめでとう!
今日は鍵穴記念日や!

今後二人だけで家にも帰れんか…。

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