「冬を待つ城」。
安部龍太郎の戦国時代小説。
題材は九戸政実の乱。
天正19年(1591年)。
陸奥の九戸城。
秀吉の軍勢6万を迎え籠城。
戦記物やミステリーの面白さ。
そうした要素もある小説だが。
登場人物の生き様に惹かれる。
九戸政実が唱える奥州の大義。
服わぬ者たちの反骨と言うか。
恨みではなく、正しさの主張。
飛鳥時代の蝦夷征討以来。
平安時代の前九年、後三年の役。
源頼朝と奥州藤原氏の奥州合戦。
さらに明治維新でも。
戊辰戦争の奥羽越列藩同盟。
熊谷達也「我は景祐」で読んだ。
読書で高まった東北への関心。
旅の計画を練るとしようか。