映画「心が叫びたがってるんだ。」
を観た。
2015年の日本のアニメ映画。
監督は長井龍雪。
脚本は岡田磨里。
原作は超平和バスターズ。
目に見える絵面は、特にリアルで
も洗練されてるわけでもないのだ
が、それが却って観る者の想像を
掻き立てるのだろうか。
自分の発した言葉が、その意図が
どうであれ、人を酷く傷つけてし
まったり、重大な事態を引き起こ
してしまったりしたら、たまらな
いよな。言葉を封印したくなる気
持ちはすごく解る。
さすがに、高校生の登場人物達に
感情移入するのは難しいのだが、
そこに時折、かつて高校生だった
自分の影が垣間見えたりするよう
な感じがした。
口は災いの元でもあり、沈黙は金
だったりもするし、時には言わぬ
が花のこともある。大人になれば
言いたいことも我慢したり、言っ
ても仕方ないことを愚痴って酒場
の隅に置いていくようになるのだ。
だから高校生くらいには、言いた
いことを心のままに、大声で言葉
に出しておくのが良いと思うよ。