雑誌"BIG tomorrow"に連載された
村上龍による人生相談。
作家による人生相談というのは。
新聞や雑誌で時々見かける。
よくあるのは、相談をネタにして
ウィットに富んだお噺をするもの。
だが村上龍のは少し違った。
エッセイを読むような感じだった。
それは作家のスタンスなのだろう。
いまの若年層の抱える悩みを知り、
それを通して社会を考えてみたい。
そんな内容に感じられた。
親とか、学校とか、会社とか。
自分の所属母体は守ってくれない。
自分のことは自分で考えなければ。
まずは食っていくための経済力だ。
武器となる知識、技術、人間関係。
どうやって獲得するか考えよ。
そしてお金よりも大事なことは。
信頼できる人間関係の構築。
それは家族とか、友人とか。
そうした人間関係を得るために。
どうすればいいかも自分で考えよ。
うん、そういうことなんだよなぁ。