映画「あの子は貴族」を観た。
2021年公開の日本映画。
監督・脚本は岨手由貴子。
原作は山内マリコの同名小説。
出演は門脇麦、水原希子、
石橋靜河ほか。
実家が松濤で開業医、自身は慶応
を内部進学で卒業した華子。
地方出身、父親の失業で大学を中
退せざるを得なかった美紀。
生れ育ちが違えば、生き方も違う。
が、既定路線を生きる窮屈さは似
たようなもの。
そんな二人がある出来事で交錯し、
それぞれ窮屈さから自立して進み
始める。
面白かった。
とても日本的ではあるけれど。
日本で"階層"と言っても知れてる。
人種や民族が違うわけでもない。
医者や政治家など世襲的ではある
けど努力次第で就けなくもない。
とは言え、映画で描かれるような
窮屈な感じは確かにあるし、それ
に抗って生きていこうとする姿は
応援したくなる。
女性どうしが対立するのでなく、
同志的な関係になるのは羨ましく
もある。
男性どうしでは、なかなかこうは
なり難い。何故なんだろう・・・。