全国のプレカリアート諸君、皇居に行こう。天皇が食わせてくれるらしいぜ.......
7/21日6:30
今朝はひさびさの新聞休刊日。新聞配達はお休み。6時前に起床した、7時間ぐらい眠ったようだ。齢を取ると睡眠障害に悩む人が多いらしい。おれは精神薬で睡眠中枢をやられたから眠る力が衰えて苦労している。眠る力というのは大切な事らしい。
窓の外は土砂降りの雨だ。今週一週間まだ梅雨は明けないらしい。土用は一番暑さの厳しい時期なのに今年は梅雨明け前の土砂降り。夏の光線が待ち遠しい。
世の中の流れは急速だ。失業率から見れば1930年代の大恐慌に匹敵するような経済不況らしい。高度経済成長の時代に育った者にすれば、まさか老年初期のこの齢に大恐慌に巡り会うとは想像だにしなかった。人々が思い描いていた「幸福」や「安定した暮らし」というものが目の前で崩れてしまった。老いも若きもあすが不安なのだ。
パーソナルコンピューターが発達してインターネットなどが生活の中に入ってくることも想像を超えていた。科学技術、経済、政治、日々の展開が急速だ。
村はまるで50年前の姿が覆いかぶさるように、何もかもが発達したような時代のなかにあって、人の交流の希薄な寂びれた村になってしまった。若い人が都会から村に帰ってくるのは大きな障害を人生に抱えるようなものだ。生活して行ける条件が衰退してしまったところに人はもどってこないだろう。もどってきたとしたら自ら不利な条件を選ばざるを得なかった「不幸」に因るためでしかないだろう。
人間は動物であり生き物だからなるべく適切な条件で棲息する場所を本能的に選ぶだろう。生きる、棲息する、ということは生き物にとってどこでどんなふうに生きるための闘いをするかということだから、どこでどんなふうに苦労を重ねるかということに違いない。
数億年前この村は浅瀬の海のなかで、ビカリアという巻貝が繁殖していたり、マングローブに覆われていたり、小さなサイに似た動物が太古のまぎれない自然のなかで幸福に繁栄していたらしい。知り合いの古生物学者が教えてくれた。地球上に人類のいない世界がかつて在ったのだ。繁栄していたビカリアという巻貝に意識は存在しないから太古世界は苦もなく楽もないあるがままの自然だったろう。人類の獲得した意識はそもそも受苦的だったのだ。
おだやかな平坦な時代に産まれる生物も急速な大変動の時代に産まれた生物も、意識を所有しない生き物も意識を獲得してしまった生き物も、それぞれ個別に設定された時間の流れの中に自らを埋め込まざるを得ない。
太古の巻貝ビカリアは産まれてしまった哀しみにキューと泣いただろうか。
今朝はひさびさの新聞休刊日。新聞配達はお休み。6時前に起床した、7時間ぐらい眠ったようだ。齢を取ると睡眠障害に悩む人が多いらしい。おれは精神薬で睡眠中枢をやられたから眠る力が衰えて苦労している。眠る力というのは大切な事らしい。
窓の外は土砂降りの雨だ。今週一週間まだ梅雨は明けないらしい。土用は一番暑さの厳しい時期なのに今年は梅雨明け前の土砂降り。夏の光線が待ち遠しい。
世の中の流れは急速だ。失業率から見れば1930年代の大恐慌に匹敵するような経済不況らしい。高度経済成長の時代に育った者にすれば、まさか老年初期のこの齢に大恐慌に巡り会うとは想像だにしなかった。人々が思い描いていた「幸福」や「安定した暮らし」というものが目の前で崩れてしまった。老いも若きもあすが不安なのだ。
パーソナルコンピューターが発達してインターネットなどが生活の中に入ってくることも想像を超えていた。科学技術、経済、政治、日々の展開が急速だ。
村はまるで50年前の姿が覆いかぶさるように、何もかもが発達したような時代のなかにあって、人の交流の希薄な寂びれた村になってしまった。若い人が都会から村に帰ってくるのは大きな障害を人生に抱えるようなものだ。生活して行ける条件が衰退してしまったところに人はもどってこないだろう。もどってきたとしたら自ら不利な条件を選ばざるを得なかった「不幸」に因るためでしかないだろう。
人間は動物であり生き物だからなるべく適切な条件で棲息する場所を本能的に選ぶだろう。生きる、棲息する、ということは生き物にとってどこでどんなふうに生きるための闘いをするかということだから、どこでどんなふうに苦労を重ねるかということに違いない。
数億年前この村は浅瀬の海のなかで、ビカリアという巻貝が繁殖していたり、マングローブに覆われていたり、小さなサイに似た動物が太古のまぎれない自然のなかで幸福に繁栄していたらしい。知り合いの古生物学者が教えてくれた。地球上に人類のいない世界がかつて在ったのだ。繁栄していたビカリアという巻貝に意識は存在しないから太古世界は苦もなく楽もないあるがままの自然だったろう。人類の獲得した意識はそもそも受苦的だったのだ。
おだやかな平坦な時代に産まれる生物も急速な大変動の時代に産まれた生物も、意識を所有しない生き物も意識を獲得してしまった生き物も、それぞれ個別に設定された時間の流れの中に自らを埋め込まざるを得ない。
太古の巻貝ビカリアは産まれてしまった哀しみにキューと泣いただろうか。