先日TVやマスコミで話題になった
高畑裕太君の事件について
語ろうと思います。
男の子を持つ母親なら誰しも
今回の事件の内容は、きっと
心の底から笑えなかったと
思います。
事件は示談となり、その真相は
この先当事者にしかわからない、
闇の中に葬られたわけですが、
私は年頃の息子を持つ母親として
どうしても発言させて頂きたい
ことがあります。
事件当日、裕太君は映画の撮影で
例のホテルにスタッフ達と滞在
していたということでしたが、
普段から性的欲求が少し強いという
彼の人格を知りながら、そして
最近は仕事も激増し、ストレスの
発散もできない状態で、その若い
体を持て余していた彼に対して、
周りの誰かが相談に乗ったり、
或いは、なんらかの形で対処して
あげても良かったのではないかな
と思いました。
何故このような発言をするのかと
言いますと、以前私の父が、まだ
第一線で会社経営をしている頃の
話ですが、取引先の業者さん達が
出張で来社した際には、これでもか!
と言う位のおもてなしをしたものです。
今でこそ官官接待は御法度の
ご時世となりましたが、バブルの
頃はそれはそれは接待もお盛んで、
父は飲食のみならず、お帰りの際
には、女の人のお世話までして
あげたものです。
他県からやって来るメーカーさん達
は、父の手厚い接待に酔いしれ、
力の限り豪遊し、心から楽しんで、
それはそれは気持ちよくお帰りに
なられておりました。
今回、もし仮に私が裕太君の側近の
者だったとしたら、ムラムラしている
今にも狼男に変身しそうな彼を、決して
一人部屋に放置するようなことは
しなかったと思います。
危険な匂いがしたら、その場で何らかの
対処をしてあげたと思います。
例えば、ホテルの近くのヘルスか
キャバクラに連れて行くか、又は
お忍びで部屋にデリヘルのお姉さん
を呼んであげるとか。
選択肢はいくらでもあったと思います。
こんな話に引く方もいらっしゃると
思いますが、連日人の出入りの多い
卸問屋に生まれ育った私にとっては
大した問題ではないのです。
世の中には男と女しかいないから、
色恋にまつわる事件があとを絶ちません。
いかがわしい風俗関係の店舗が
あっても、政府は暗黙の了解で
営業を許可しているでしょう?!
いかがわしい風俗産業と言えど、
もしもそういう施設がこの世の中に
一件もなかったとしたら、彼女のいない
ムラムラした世の独身男性たちは
身の置き場もなかったでしょう。
そして、今以上に性犯罪が巷に溢れて
いたことでしょう。
ムラムラした感情をを持ち、体力が
あり余っている殿方の欲情を
お金を払って満たしてくれる場所が
あるからこそ、性犯罪を少しでも
減らすことができるとも考えられる
のです。
芸能人でも、所詮中身は普通の
生身の男性ですから、健康な肉体を
持つ若者なら、誰しも性的欲情が
あるのは当然です。
あの若さで性欲が全くない方が
逆に不健全だと思います。
女のお子さんしかお持ちでない方には
理解ができない内容かも知れませんが、
息子を持つ母親としては、今回の事件は、
決して他人事として見過ごすことのできない
内容でした。
そして、背後に居る被害者の彼氏さんも、
なんだかうさん臭い存在です。
裏でお金の匂いがプンプンします。
性犯罪の裁判ともなると、被害者の
女性もかなりの覚悟が必要で、例えば、
高畑君と仮に性的な行為に及んだとして、
それを立証するのに、体の隅々まで
検査し、被害者の体内に、高畑君の
体液が残留しているかどうか、そんな
ことまで調べられ、事細かく、事件の
内容を赤裸々に公の場で語ることを
強いられたりする訳ですから、普通の
女性なら、きっと精神的に耐えられない
と思います。
だから、私たちが目にする世の中の
性犯罪も氷山の一角でしかなく、
水面下では大勢の被害者たちが
泣き寝入りしている事でしょう。
今回の被害者の女性の年齢は40代後半で
ほぼ50歳に近いと聞いて、唖然としました。
下手したら、親子ほど年齢が離れています。
しかも、ビジネスホテルの一室で、
たった一人の男性に対して、本当になにも
抵抗できなかったのでしょうか?!
ビジネスホテルの部屋の壁はそんなに
厚くなく、大声を出せば、隣の部屋に
筒抜け状態にもなるはず。
抵抗してもみ合っていたとしたらなおさら
異常も感じられたはず。
そして私が一番疑問に思ったことは、
もしも今回の加害者が、芸能人でなく、
ただの一般男性であったとしたら、果たして
ここまで事が大きくなっていたのだろうか?
それに、深夜のホテルのフロントのお仕事
って、意外と勇気と根性がいると思います。
最近は本当に物騒な世の中だから、
コンビニ強盗みたいな犯人が襲って
来るような危険性も無きにしもあらず。
気の弱い女性はとうてい夜のお仕事
には就けそうにないような気もします。
そんな気丈な彼女が、有名人である
高畑君に暴行されたのでしょうか?
とは言え、今回高畑君は本当に
愚かな行動を取ってしまいました。
せっかくフィーバーしていた最中でした
のに、もったいないことをしてしまい
ましたね。
お母さんの謝罪会見も賛否両論で、
色々と叩かれてはいましたが、
息子を持つ母親の立場からすると、
お母さんの気持ちも理解できます。
ただ、当初の会見で一番最初に
発した言葉が、被害者だけに対しての
謝罪の言葉ではなく、息子の仕事関係
の人たちと自分の仕事関係の人たち
を全てひっくるめての謝罪の言葉と
なったため、少々誤解を生みましたね。
日本語は難しいから、その表現をどう
捉えるかは、個人個人違うと思います。
国語の問題の回答が数学と違い、
いくつもの回答があるように、人それぞれ
がどう思い、どう感じるかは、その人の
持つ感性で変わってくると思います。
高畑君はお母さんが女手一つで育て
られ、一部では「過保護」だとも叩かれて
いましたが、お父さんが居ない母子家庭の
お母さんの生活は本当に大変なのです。
男女平等の世の中と言いつつも、
この日本と言う国は、未だ、男尊女卑の
傾向が色濃く残っているような気がします。
結局は、所詮女性は女性。
どうしても男っ気のない家庭は世間から
甘くみられがちで、実にか弱いものです。
だから、小さな子供を連れてお父さんの
いない家庭で子供を育てることが、
どんなに大変で、責任重大か。
きっと高畑さんも必死で育て、必死で
子供を守ってきたのでしょう。
ご主人がいないからこそ、異性である
息子が本当に愛おしくて、ついつい大切
にし過ぎてしまったのではないでしょうか。
思春期の頃の裕太くんはかなりの
ヤンチャで、お母さんに反抗的だった
そうですが、本当は母親に対する
愛情の裏返しだったような気がします。
世の男性は実はどんな人も母親が
大好きで、全員マザコンだそうです。
マザコン度が強・中・弱かの違いだけで
基本は同じなのだとか。
裕太くんも結局はまだまだ子供で、
母離れできず、甘えん坊のまま
体ばかりが成長した「大人子供」
だったというわけです。
今後は深く深く反省し、汚名挽回できる
よう、日々精進して欲しいと心から願って
います。
そして、「ゆとり世代の若者たち」と共に
仕事をする世の中の方々も、今回の事件
を決して軽視せず、今一度熟慮し、この子
たちを今後どのように導き、どのように
教育し、成長させて行くのか。この課題に
真剣に取り組んでもらいたいと思うのです。
高齢社会の日本の中に存在する希少な
若者たちに、いずれは未来を託さなければ
ならなくなるのですから。