いつもブログをご覧頂き
ありがとうございます<(_ _)>
今回は最新の縮毛矯正技術を
ご覧いただきますね。
その前に、皆さんは女性の
髪の毛の人生に於ける変化を
ご存知でしょうか？
実は髪質は人生でおおよそ
３回変化します。
一度目は思春期の頃
「私、小学生の頃はサラサラ
のストレートだったのに！」
クセ毛のお客様から
よくこういうお声を耳にします。
１５～１６歳の頃の髪の毛は
人生で最も量も多く、ハリと
コシもしっかりあります(^_^)v
そしてこれまでの髪質が
ガラリと変貌する転機点でも
あるのです。
二度目の変化はは出産期
出産をされなかった方でも
３０歳を過ぎる頃から髪質が
次第に変化していきます。
そしてそして最後の３度目の
変化は更年期を迎える頃
もうお気づきの方もいらっしゃる
でしょうが、実は女性の髪質の
変化は全て「女性ホルモン」と
深い関わりがございます。
哀しいけれど女性には「閉経」
を迎える頃には髪の毛もお肌も
なんとなくハリもなくなり
これまで健康が自慢だった方も
次第に体力に自信がなくなったり
知らず知らずのうちに病気にかかる
確率も高くなって参ります。
私もサロンを２５年も営んでおり
ますと、お客様も当然一緒に
年齢を重ねますので、必然的に
お客様の髪質にもかなりの変化が
見受けられるようになり、
これまで施術してきた技術も
一度見直してあげる必要が
ございます。
若い時着ていた洋服が似合わなく
なるように、髪形もメイクも全て
今現在のその方に似合わせてあげる
ことが求められます。
前置きが長くなりましたが、今回は
女性ホルモンの減退により、髪の毛が
極細毛に変化した、とても厄介な髪質
の縮毛矯正をご覧頂こうと思います。
一見すると大したことのない
クセ毛様と思われるでしょう？！
ところが・・・
濡らすとこんな状態ですが
このまま作業に入るのは危険！
何故なら、クセ毛様はとにかく
クセを落ち着かせようと
あらゆる種類のスタイリング剤を
連日ベタベタ塗りまくる行為や
油分たっぷりのトリートメント剤を
シャンプーの度に塗布しておられ
ますので、髪の毛の表面に被膜が
できており、とてもじゃないけれど
薬品が全く浸透できないのです
では、これからこの被膜を全部
取り去ってみましょう！！
キャ～ッ！！ご覧ください！
オイルとシリコンまみれだった
髪の毛を解除したらこの有様
化けの皮がすっかりと剥がれて
本来のクセが顕著になりました！
さて！髪の毛を見事すっぴんに
戻したところで次は前処理に
入ります
ご覧ください。前処理が終わった時点で
かなり変化が見られます
この前処理は当サロンの企業秘密です
ここからやっと１剤塗布していきます
１剤塗布後時間を置き、お流しした状態
です
約３種類の薬液を使用し、クセの度合いや
ダメージをきっちりと目視しながら
パーツ毎に薬液を振り分け、あと時間差
で更に工夫を凝らしながら
本当に本当に面倒な細かい細かい作業が
延々と続く、正に「天城越え」
だけど一切手抜きしないからこそ
お客様も私と共に長時間耐えて
くださるのです
いつもお客様に「先生の集中力が
凄すぎて心から脱帽します。」と
言われます。縮毛矯正は私一人で
全部するので、終わった時は膝が
もうガクガクです(+_+)
お仕上がりの状態です
ブラシもアイロンも一切使用せず
フィンガーブローのみでバーッと
乾かしただけです
細い細い真綿のようだった
表面の毛もピシャリと
落ち着いています
後日ヘアカラ～をされますので
毛先は切りません
耳周りやもみあげのフワフワした毛も
ノンブロー・ノンアイロンで
このレベルなら大成功でしょう(^_^)v
では最後ブラシを入れてブローします
毛先はツンツンしないように
ソフトな薬液を使用しました
縮毛矯正初心者のスタイリストさんは
毛先をビリビリ毛にしてしまう確率が
高いので、予めカットする長さを決め
ておき、長めに毛先の長さをKeepして
１剤塗布した方が、失敗した際にcut
すれば済むので安心でしょう。
縮毛矯正は熟練した職人になるまで
ひたすら数をこなし、経験を積み
ながら、マニュアルにはない独自の
工夫を発見することが大切です。
４０年スタイリストをして来た
私でさえ、縮毛矯正の時は今でも
緊張しますし、怖いくらい真剣に
取り組んでおります。
料金もお高いので絶対にミスは
許されないと心から思っております。
最後にオマケの画像です
物凄い縮毛の方のフロント部分です
ではお仕上がりをご覧ください
今回はかなりの長文になり
ましたね。
最後までお読み頂きまして
ありがとうございました<(_ _)>
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