美容室シンデレラ 心に響くエッセンス

人生を歩んでいくうちに出逢う沢山の喜びや哀しみ
乗り越えなければならない大きな壁にぶつかった時
そっと読んで欲しい

初盆PartⅠ

2011-07-12 22:28:46 | 先祖供養
 

長かった梅雨もようやく明けましたね。

昨日、私は父と二人で墓参りをして来ました。

高知の紫外線はとっても強いので、早朝から出かけたのです。

今年は母の初盆です。

うちは今回 新盆にお祀りすることにしたので、墓参りは地獄の

カマの蓋が開く7月12日頃までに済ませておかなければなりません。

早朝と言えども、墓掃除を終えた頃には、頭のてっぺんからつま先

まで汗が滴り落ちていました。

線香に火をつけ、お茶とお菓子をお供えし、お経をあげて、最後に

先ほど手向けたしきびの束の中の一枝を抜き取り、

「お母ちゃん、お盆が来たからおうちへ帰ろうね。」と声をかけ、

その小枝を一緒に自宅まで連れて帰りました。

 

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昔は、提灯に灯した灯を持ち帰り、そのまま自宅の軒先に

吊るしたものですが、ここは街中ですから、そんな危険な行為は

できません。

と言う訳で、一枝のしきびを提灯の灯の代わりに持ち帰るのです。

そして、自宅の祭壇の花瓶に他のしきびと一緒に差しました。

7月12日、今日の夕刻、松の小枝(たいまつ)に火を付け、

ご先祖様と新人の母の霊を迎え入れるべく、「迎え火」をしました。

 

 

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帰ってくるとき、母が迷子にならないように。

玄関の扉を全開にして、スルリ~ッと、いとも簡単に家の中に

入ってこれるように、こころの中で念じながら、燃え滾る炎をずっと

見ていました。

一人で一生懸命やってると、父が途中参加して来たのはいいけれど、

おしゃべりな父は火が消えるまでずっとずっとしゃべりやめません。

本当にうるさい父です。

人が真剣にしているのに・・・・・。

いつか母が私に言ったことがありました。

「私は物静かな人と結婚したかった。」

                                                                             - おわり -