年末の駅降り行動3日目、今日は美祢線を攻めることにした。美祢発7時18分の厚狭行から駅降り開始。駅降りした順序は以下の通り。数字は厚狭からの駅数となる。なお、美祢を除いて駅舎は西側、長門市に向かって左側にある。
5美祢ー3四郎ヶ原ー6重安ー4南大嶺ー8渋木ー7於福ー10板持(歩)11長門市ー東萩ー長門市ー9長門湯本ー長門市ー長門三隅ー1湯ノ峠ー2厚保
湯ノ峠は相対式、ホーム同士は跨線橋で結ばれている。列車交換は朝の6時台と7時台に行われる。駅舎は線路と平行方向に向いており、造りも山陰本線の長門粟野に似ている。崖と川に挟まれたところにあり、国道へは橋を渡ることになる。
厚保は相対式、両ホームは跨線橋で結ばれている。長門市側から駅舎側へは保守線路が分岐している。駅舎と逆側の東側上りホームからも外への出口がある。駅舎は大きく、地域交流センターがほとんどを占めている。ここのセンターは地元の方がいることが多く、観光案内だけでなくレンタサイクルも行ってくれる。切符の委託販売は、この交流センターではなく駅前の電気店で行っている。交流センターの所長いわく、県内でこのような委託販売を行っているのはここだけになったようだ。
四郎ヶ原は相対式、両ホームは厚狭寄りの跨線橋で結ばれている。駅舎と逆側の東側上りホームにも獣道に近い出口がある。大きめの駅舎の前には大きい木があった。交換可能だが、現行ダイヤでは交換がない。
南大嶺は、上下線ともに西側にホームのある構造、以前は2面3線だったが、大嶺支線が使っていた西側1線を新しいホームで埋めて今の構造となった。新しいホームは嵩上げされており、乗降口との段差は少ない。西側ホームの駅名票は、大嶺支線の頃の名残で『おおみね』の『おお』が消されて『みね』になっていた。
美祢は、先述した通り唯一東側に駅舎のある構造、以前は2面3線だったが、西側の島式ホームが使われなくなったので、東側片面となった。美祢市の玄関口で唯一の有人駅。といっても改札は6時20分からなので、それ以外の時間帯は券売機を使うことになる。美祢市の玄関口で、秋芳洞と下関を結ぶバスも立ち寄る。
重安は島式、西側駅舎とは長門市寄りの構内踏切で結ばれている。かっては石灰石の採掘で賑わい、駅構内にはそのためのベルトコンベアなどが設置されていたが、8年前に貨物扱いが廃止、西側の駅舎との間に厚狭側から分かれる側線を1本残すだけとなった。
於福は相対式、両ホームは跨線橋で結ばれている。於福も厚保同様、西側駅舎は地域の交流施設になっており、ISHIN号到着時の歓迎の準備時に使われている。駅舎と逆側の東側ホームの長門市寄りからも平行する国道に抜けることができ、横断歩道を渡ればすぐに道の駅がある。
於福と渋木の間は峠越えとなるので一番駅間が長く、駅間運賃も唯一の200円となる。その途中に全長1481メートルの大ヶ峠トンネルがある。
渋木は相対式、両ホームは厚狭寄りの跨線橋で結ばれている。また、長門市寄りで保線車用の横取線が分岐されている。大きめの駅舎は古いままで整備されてないが、その前に新しいトイレが作られた。国道は橋を渡ったところにある。
長門湯本は西側片面、以前は相対式だったが東側線路が撤去され、今の形となった。駅舎は少し大きく、中には木製のテーブルもあった。温泉街は厚狭寄りに500メートル離れているので、周辺は換算としている。ただし、湯本温泉だけでなく、青海島、俵屋温泉へ行くバスは駅前に立ち寄り、宿の送迎用マイクロバスも駅前に出入りする。
板持は西側に狭い片面ホームのある構造、下り列車の降車ドア付近に階段がある他、長門市寄りにも小さな階段出口がある。市街地の国道沿いなので、周辺は商店が多くコンビニもある。
板持から長門市まで40分歩いたあと、『○○のはなし』で東萩へ移動、シートが海の方が向いているのはいいのだけど、山側の座席だったので、思ったほどオーシャンビューが楽しめなかった。鯨肉ソーセージとお土産用焼きうにを安く入手できたのは良かったな。乗ったのは長門市からだが、アンケートに答えたら絵馬をもらった。東萩到着前の挨拶も良かったし、観光列車としてはいい出来ではないかと。年明けに乗る観光列車はどうなるだろう。
板持から長門市の間を駅歩きにしたことで、長門三隅にも立ち寄ることができた。長門三隅は海側駅舎の相対式、両ホームは下関寄りの跨線橋で結ばれている。また、益田寄りから駅舎側に横取線が分かれている。駅舎は大きいが、使われているのは通路のような小さな部分だけだ。
16時53分、山陽本線の接続待ちで定刻より6分遅れて、厚保で駅降り終了。その対向列車も同じくらい遅れると思ったが、厚狭に着くまでに2分遅れに回復した。直通客が殆どで途中客利用が少ないからな。
厚狭で山陽本線に乗り換え、80分かけてホテルのある徳山へ。駅には大きい自由通路が設置されていた。山側の駅舎は図書館に改築、来年の2月にオープンするとのことだ。駅舎を改築して図書館というと、備中高梁駅を思い出す。図書館が早くから開いていれば、出張客が新幹線に乗っている間に本を読んで、いい暇潰しができると思うのだけど。
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