鯖江発5時58分の快速敦賀行に乗車、早朝だけどそれなりに乗っている。快速は武生を出ると南条のみ停車、4駅通過することで普通だったら鯖江から敦賀まで36分かかるところを29分で走行する。福井から敦賀までの所要時間は、52分前後の普通より10数分短い39分で表定速度は85キロとなる。カーブが少なく、110キロ以上も出すので、特急より少し遅い程度だ。敦賀着6時28分、3分接続の臨時快速米原行は対面に停車中だ。臨時快速といっても毎日の運転、利用率が芳しくなければ、いつでも廃止できるようになっている。臨時快速は223系の4連が充当、乗客は40人程度、ハピラインの快速の停車位置の兼ね合いか、乗客のほとんどが前2両に集中していて、後ろ2両は数人しか乗ってなかった。敦賀の町並みを望みながらループ線へ、深坂トンネルを通過して、滋賀県に入る。長浜を通過すると琵琶湖沿いを走るけど、琵琶湖はあまり見えなかった。河毛を通過した後は、120キロ以上出していたが、70キロくらいで徐行する区間もある。この走りだと、長浜に追加停車させても、他の区間で飛ばせば、米原着は変わらないと思われる。
米原着7時08分、敦賀からは37分かかった。130キロ出す特急『しらさぎ』に比べて4分遅い。米原では10分で上り『ひかり』に接続、名古屋で6分接続の『のぞみ』に乗り換えれば東京着9時24分、『ひかり』を乗り通せば東京には9時42分に着く。ちなみに敦賀発6時11分の『かがやき』に乗れば、東京着9時32分と『のぞみ』に乗り換えた場合より8分遅くなる。米原では別ホームの普通に乗り換え、姫路で切り離しを行い、前6両が網干行、後6両が播州赤穂行になる。平日ダイヤだと7時台の新快速は15分前後の間隔で運転されているが、土休日ダイヤなので、7時03分が出たばかりで46分までない。それでも、この米原経由は、普通、快速乗り継ぎでは始発の遅い湖西線ルートよりは便利だ。JR琵琶湖線も線形は良いものの、意外と駅間が短いため、スピードは出せなかった。
野洲着7時45分、7時58分発の野洲始発の新快速へ乗り継ぐ。同一番線からの発車だが、新快速の発車10分以上前から待っている人がいた。待っている間に中線からは7時50分に『はるか』が発車していった。この『はるか』はさっきまで乗っていた普通と大津から京都まで並走するようだ。新快速への乗り継ぎを山科にして途中下車すれば、朝食を調達できるだけでなく、乗車券分割で20円節約できるのだけど、着席保証が微妙なので野洲での乗り継ぎにした。京都での入れ替わりで座れる可能性は高いけど、食事をするのが気が引ける混み具合になるし、新大阪の方が美味しいものにありつける。8号車に乗っていて、守山で席の半分、石山で2人掛けが埋まる。京都着8時27分、半分以上降りたが、それ以上の客が乗って来たため、立ち客が発生する。編成端だと座れたと思うけど。山崎カープの手前まで130キロで走行、山崎で停車中の快速を追い抜く。この快速は米原~野洲まで利用した列車、野洲では13分差だが、京都着時点では8分差に縮まる。新快速は、栗東、瀬田、膳所の3駅しか通過しないが、野洲から京都まで29分、駅間距離の短い普通は34分もかかる。岸辺の手前で走行中の普通を追い抜き、新大阪でも普通に接続した。新大阪着8時53分、朝食にピザトーストとアイスコーヒーを食べた後、荷物をコインロッカーに預け、大阪メトロ1日乗車券『エンジョイエコカード』を620円で購入、地下鉄御堂筋線のホームへ向かった。
新大阪発9時26分の御堂筋線で北大阪急行の延伸部分へ向かうことにした。江坂を出ても、先頭部でも立ち客が出るくらい混んでいたが、千里中央で客の7割が降りた。千里中央を出るとシールド工法で右側に出て、御堂筋の東側の側道の下を走るようになる。箕面船場阪大前には9時41分に到着した。『エンジョイエコカード』なので北大阪急行の運賃は精算機で払った。箕面船場阪大前は地下4階に島式ホーム、地下3階にコンコースのある構造、改札内コンコースの両端に階段が、ほぼ箕面萱野寄りにエスカレーターが下り、上り別々に、千里中央寄りにエレベーターがある。改札は改札内コンコースの東側、改札の上には駅名サインがある。改札を出て、千里中央寄り目の前は1番出口、地上とは吹き抜けとなっており、高さの違う8枚の上屋が組み合わさることでそれを覆っている。このことで採光性を良くする。また、屋根が全方位から30度の角度で覆うことで、地下からペデストリアンデッキへのエスカレーターに雨がかからないようにしている。2階ペデストリアンデッキは、文化芸能劇場や大阪大学箕面キャンパス、御堂筋を越えた西側にも繋がっている。ただ、その北側は工事中で地権者が商業施設などを検討しているようだ。箕面萱野寄りの2番出口は、改札から100m以上離れている階段のみの出口、COM2号館の一部となっている。以前はCOM2号館の地下飲食店への出入口だったが、駅出入口になるためか2019年5月までに全ての店が撤退している。2番出口の先には、エスカレーター、エレベーターの出入口を今年度の開業を目指して工事している。
箕面船場阪大前を出ると、100m近くだった周辺の標高は73mまで下がり、芋川と千里川を越える。箕面船場阪大前駅は深さ20mほどなので、北大阪急行の線路は緩やかな上り勾配で地上に出る。千里川を越えた周辺の標高は81mほどに、北大阪急行の高架は少し低くなり、箕面萱野に到着した。箕面萱野は島式の頭端式ホームとなっている。データイムは東側1番線のみ使用して4分で折り返し、朝夕は西側2番線も使用して、ホームを挟んで列車が並ぶ。箕面萱野に到着したことで、昨日の北陸新幹線延伸区間と合わせて、国内の鉄道全線制覇記録が再達成となった。JR以外の全駅制覇は、西鉄の桜並木に行く予定の12月28日までお預けとなる。
ホームと同じレベルの北側改札は、みのおキューズモールWESTとみのおキューズモールCENTERを結ぶかやのさんぺい橋に面しており、御堂筋の西側へ抜けることができるようになった。駅東側には北側交通広場を整備、阪急箕面駅や大阪モノレールの彩都西駅が乗り入れる。北側交通広場の上には、かやのさんぺい橋に面して、みのおキューズモールのSTATION棟がオープン、2Fには雑貨店や総菜店、3Fにはレストランが入居する。駅の高架下もみのおキューズモールのSTATION棟となっており、ファミリーマートやバーガーキング、串かつ田中が入居している。駅周辺の商業施設としては、他の路線の優等停車駅以上のレベルだ。みのおキューズモール自体は20年ほど前にオープンしており、マイカーか路線バスでのアクセスが主流だったが、北大阪急行の延伸で電車でもアクセス可能となった。ホームと同レベルの北側改札以外に、ホーム中ほどのエスカレーター、ほぼ千里中央寄りの階段を下りたところに南改札口がある。ただし、改札口の目の前は仮囲いになっている。こちらは、タクシー乗降場や地下駐輪場を備えた南側交通広場が今年度の共用開始を目指して工事を行っている。
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