JRグループの3/13ダイヤ改正、山口県内の改正概要は以下の通り。
●データイムの山陽本線において、岩国~小月での運転本数を削減して、約60分間隔での運転とする。
●データイムの山陰本線において、下関~小串間列車5本のうち3本の運転を取り止める。
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JR西日本のダイヤ改正、山口県内ではデータイムの運転本数を見直しなどが行われることになった。
山陽本線では、9~15時台において、小月~新山口間12往復、新山口~岩国間で11往復運転されていたのを、ともに7往復に減らす。このことで概ね30~60分間隔となっていたのが、概ね60分間隔となる。但し、下り9時台とか上り15時台とかは70分以上開く。
岩国発下りを見ると、9時15分発、11時10分発、14時09分発、15時15分発を廃止、12時34分発、13時32分発を繰下げ、10時44分発から14時44分発まで1時間毎での運転とする。徳山発は9時58分から14時58分まで毎時58分発に、12時50分着の下り『こだま』からの接続時間は23分から8分に短縮となる。
新山口での下り列車は30分前後の時間調整が入るので、1時間ヘッドはここで崩れて、56分から64分の間隔になる。12時01分発は8分繰下げの09分となったが、下り『さくら』から6分で接続するようになった。12時54分着の『のぞみ』からの接続も30分だったのが19分に短縮している。14時台は35分発だけが間引かれ、前後列車のスジは変わっていない。
下関発上りを見ると、9時30分発、10時01分発、11時00分発、13時15分発、14時35分が小月止に短縮変更、8時50分、10時30分、11時35分、12時30分、14時00分、15時09分が岩国行となっている。11時台が14分発、47分発が00分発、35分発に繰上げとなった以外が10分以上の時刻変更をしていない。
そのため、小月から先では、8時50分から10時30分まで1時間40分のタイムラグができる。10時30分、11時35分、12時30分はそれぞれ新山口で30分以上の時間調整、新山口発11時09分の始発を入れて、15時09分まで1時間毎となる。防府方面への接続を見ると、12時54分着、13時55分着の『のぞみ』からの接続はいいが、12時03分着、14時03分着、15時03分着の『さくら』からの接続は微妙だ。
山陽本線最終列車は、岩国発22時54分の徳山行を57分に繰下げ、柳井行に短縮変更、23時43分の柳井行は運転を取り止める。このことで、柳井までは46分繰上げ、徳山までは1時間繰上げとなる。岩国発21時25分の厚狭行は徳山で分断の上、新山口行に変更する。このことで新山口から厚狭までの最終は23時25分から22時43分に繰上げ、23時04分着の『こだま』から接続する厚狭方面はなくなる。
山陽本線上りを見ると、下関発22時57分の新山口行を厚狭行に短縮変更、このことで宇部、小野田方面の最終は22時02分と45分も繰り上がる。この22時02分発は新下関で12分停車するから、これを短縮して下関発を繰り下げても良さそうだ。あと、徳山発23時24分の柳井行は、23時30分発に繰り下げて、下松行に短縮変更となる。下松から先、光、柳井方面への最終は41分繰上げの22時43分となる。
山陰本線では、上りが下関発11時32分、13時44分、15時01分、下りが小串発11時37分、13時53分、16時03分を廃止することになった。下関発を見ると、廃止になった列車に挟まれた12時15分発は12時00分発に繰上げ、13時04分発は13時22分に繰下げとなっている。改正前は10時35分発から11時32分まで57分開く他は40分台の間隔だったのが、改正後は13時22分発まで80分以上の間隔、以降は70分近い間隔となっている。なお、下関発13時04分を22分に繰下げることで、下関着13時10分の九州方面からの列車から新たに接続するようになった。
小串発を見ると、11時00分、11時37分、12時23分、13時11分、13時53分、14時30分、15時27分、16時03分、16時40分と15時前後を除いて40分ほどの間隔だったのが、11時00分、12時10分、13時11分、14時17分、15時27分、16時40分とほとんどが60分以上の間隔となる。1本前が運転取りやめとなった12時23分発と14時30分発はそれぞれ13分繰上げているものの、70分ほどの間隔が発生している。なお、小串駅は6月1日から終日無人駅となった。
山陰本線の夜間時間帯の下関発小串行は、21時36分発の運転を取り止める。それに伴い、20時53分発を21時10分発に繰り下げるが、22時16分発までの間隔が40分だったのが66分に拡大する。九州方面からの山陰本線への接続は、小倉発20時37分だったのが20時52分に、接続する下り新幹線も20時18分着の『みずほ』から20時38分着の『さくら』に変わる。最終の下関発23時06分の小串行については変更はない。小串発下関行については、22時58分発を廃止して最終を40分近く繰り上げる。
美祢線では、厚狭発21時55分長門市行最終を34分繰上げの21時21分とする。改正前は厚狭着21時44分の下り『こだま』からの接続だったが、時刻繰上げで厚狭着20時58分の『こだま』からの接続となる。上り最終は長門市発の時刻に変更はないが、湯ノ峠での交換を南大嶺に変えるため、渋木から先は1分繰下げ、厚狭着は2分繰下げとなっている。
宇部線については、新山口発22時46分の宇部新川行最終の運転を取り止め、最終を62分繰上げの新山口発21時44分とする。改正前の22時46分発は22時30分着の『のぞみ』を受けていたが、21時44分に接続するのは30分着の『こだま』か20時54分着の『のぞみ』になる。そのため、新大阪から宇部新川への最終は20時38分の『のぞみ』が19時06分の『さくら』と1時間30分も繰り上がる。
また、小野田発18時33分の新山口行を宇部新川行に短縮変更させる。このことで改正前の宇部新川発は18時36分、19時03分、19時40分だったのが、18時35分から19時38分まで1時間開くことになる。宇部新川発19時03分の列車はなくなるものの、19時05分の新山口行の特急バスが常盤周辺までフォローする。
小野田線については、宇部新川発21時17分の小野田行と、折り返しの小野田発22時20分の宇部新川行を廃止する。宇部新川発19時02分を19時28分、小野田発19時53分を20時03分に繰り下げるものの、最終列車は2時間以上繰上げとなり、全国的な最終繰上げでは最大である。
新大阪から小野田線への最終は、17時02分の『のぞみ』となる。これは青森への最終より早い。ただ、山陽本線の小野田までの最終となると、20時38分となるから、遅くなる場合は小野田駅でパーク&ライドした方がいいだろう。
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