発言の重さ

　ドイツのフェンシング選手でメダル候補とされている方が、
新型コロナの影響で練習ができないとの事で、五輪への出場を辞退すると表明したそうです
米国陸連も延期を検討するように申し出ているそうですし、
国内の雰囲気としても、そちらに傾いているというよりは、
この現状の中で予定通りの開催には無理というのが一般的な見解ですね
そして昨日はついにJOCの山下会長が、延期について言及したようですね
山下会長は選手時代に出場辞退を経験しているので、それを考えると
この方が、延期について発言するというのは、他の方が発言するのとは訳が違うなと感じました
またIOC側には各国の団体から中止ないしは延期を検討するように打診が入っているそうで、
この現状で、未だに決断に踏み切れないバッハ会長の人気は急降下だそうです
まぁ勝手にマラソンの会場変更をするとかワンマンが過ぎましたね…
他でも同様の事態があるなら、IOCとしても再選はあり得ないでしょう
中止になるのか延期になるのかでもシナリオは大きく変わってくると思いますので、
ことここに至っては、誰も苦しまない結末は無いとは思いますが、良き幕引きを望みます

しかしIOCにしろWHOにしろ組織としての運営形態が歪すぎるなとは感じてしまいますね
IOCの場合は誘致ありきだから、過去にも問題になった賄賂合戦になりますし、
WHOは寄付額の大小で発言権が決まる様な状況なら、それを見直すべきなんでしょうね
全体の寄付額を公にしたら、国民からは「なんで」という発言が多く集まりそうです…