「珈琲学舎」がなんと4周年だそうで、会計時に簡易ドリップコーヒーをくれた。なんと、というのは単に個人的感想に過ぎない。店を知ったのがつい三ヶ月ほど前だったから。
ヨーロピアンブレンドを頼んだら、出てきたときに「マンデリン」かなんか言われる。伝票にはヨーロピアンブレンドと書いてあったから、違いのわからない男(コナコーヒーくらいはわかる)には本当はどっちだったのか飲んでもわからない。
ただ、カップが皿とともにウェッジウッドだったのはわかる(ちょっと良さそうだなと思って裏を見たから)。ウェッジウッドが出てくるようなところに行ったのは十年ぶり二度目である。十年くらい前、岡山市は当新田にあった岡山トョペットが平田だっけ、国道2号線沿いに移転したばかりの頃に、そこで出されたコーヒーがウェッジウッドのティーカップに入っていた。なんでもそのへんが好きな従業員がいてけっこう集めていたらしい。今や顧客ではないので以来行っていない。250年とかの伝統を誇っていた窯元が倒産したのはその頃だっけ。その後、どこかが買ってブランドは復活してるみたい。
もらったコーヒーを飲んだんだけど、紙フィルターが漏れ放題というか、湯があまり時間をかけて通過・抽出されない。それで油断して注ぎすぎて危うく溢れさせる手前で慌ててパックを取り去った。つまり、ただ色が付いただけの、生涯でこれほどまでに薄いコーヒーを飲んだことがあっただろうかと思うくらいのおいしくなさだった。原因は明らかなので、残るパックは慎重に飲もうと思う。