JR岡山駅の南側の、線路を越える道が開通して10回目の冬が来る。岡山駅の東口と西口をつなぐ連絡通路も、かつての細道はいつの間にかなくなって、二階を容易に突き抜けられるようには、実はすでに数年前にはなっていたらしい。
そして、林原が傾くという悲しい出来事を経て、駅前の一等地にしては巨大に過ぎる商業施設、「イオンモール岡山」が突如出現した。まあ、新しくできたといって、しょせんイオンである。そんなに行きたくてたまらないところでもない。と、今でもそう思っているが、大安吉日、本日のグランドオープン前の11月29日(土)からご近所さん開放デーという通称「プレオープン」で実際上はすでに開店しており、この初日と二日目についうっかり行ってきた。想像をはるかに超える楽しさであったのは、店の多くが、それなりにお金を持った人を主な対象にしているためだと強く感じた。だって、ジャージ上下だったりリュックを背負ってたり透明ビニール袋を提げて歩いていたりする人がほとんどいねえもの。ただし、見るだけで満足できるのは初めのうちだけであろうから、お金を持っていない私は、もう当分は行くことがないと思っている。