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立法会選挙にも背を向け 香港市民すでに8万8000人が英国移住を申請

2021年12月28日 20時40分20秒 | 日本・政治・経済

ジョギングしてた。距離3.8km、タイム16:56.走りに行くタイミングさえおくれなけりゃもう1周行ってたかも。

 

香港民主派は習近平国家主席に利用された?

中国の支配強まる香港
影響が如実に表れた立法会選挙

 12月19日、香港で立法会(議会)選挙が実施された。2019年の「逃亡犯条例」改正案を引き金に、反中抗議デモが大々的に展開され、中国共産党指導部が「国家安全維持法」を強行採択、選挙制度の見直しを経て、初めて行われた選挙である。

 本連載でも、香港におけるデモの現場党指導部の対香港政策、そしてその過程で香港政治が“北京化”していくプロセスについては度々議論してきた。これら一連の動きを経て、初めて実施されたのが今回の選挙であり、それを検証することは、香港の現在地を確認し、先行きを見通すことにつながる。

 まず、今回の選挙を検証する上で重要なのが、香港に対して「全面的管轄権」を行使すると公式に明言してきた習近平政権が、昨年の国家安全維持法採択と、今年の選挙制度の見直しを通じて、香港政治をめぐる新常態(ニューノーマル)を作ろうとし、実際にそうなっている現実である。

 習近平は、一連の反中デモの勃発をむしろ利用する形で、香港政治を完全にグリップしようとしてきた。国家安全維持法を強行採択することで、香港の地で国家の主権や安全を脅かす活動は一切容認しないこと、選挙制度を見直すことで、香港の統治機構が反中国・反共産党の場と化すのを容認しないことの2点を実現しようとした。

 その実現を立証したのが、今回の立法会選挙にほかならない。

 

若干の誤算(?)もあったとはいえほぼ完全に香港の反中を逆手に取った習近平国家主席。香港民主派は事実上習近平国家主席に利用されたとしか言いようがない。それさえなかったら習近平国家主席を破滅させることできたかもしれない?

 

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