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鼓曲萬来

悪爺達のbanquet

月に一二度、昔の遊び仲間達と
生存確認又は現状報告のバンケットが催されるんですわ
まあ、大体が昼飯を食べてから半荘二回位麻雀して
指先と脳神経のメンテナンスをして
ちょっと飲んで夕方には解散という流れになっております

という事で先日吉祥寺にて開催されましたが
同じ時期に青春時代を過ごした事もあって
殆どの話題が同期しておりますので
話は嫌が応にも盛り上がります

まあどういった話題が中心となるかについては
想像にお任せ致しますが
昭和初期の多感な頃の思い出が
嫌という程繰り返されてまいりますのは致し方ありません

どんなジャンルが主となるかと申しますと
例えばこれですな




そして次いで音楽、ギャンブル
昔付き合った女性の話
往年の学生運動の頃の武勇伝
最近の健康状態と政治批判等が
主だったカテゴリーとなっております

そんな話の中で
「日本のギタリストで誰が一番上手か?」という話題になりまして
海外のギタリストに関しては話題も出尽くしておりますので
まあ、それは錚々たる名前が上がりまして
其の内の何人かとは私も一緒に演奏した経験もありますが

名前が上がって当然な方達なのは認めますが
そうこうしてる間に私の番になって
手前味噌ではありますが躊躇なく
ハルヲフォンで一緒に演奏していた
「小林克己!」と言わせて貰いました

誰かが申しておりましたけど「仏作って魂入れず」
そんな風に言われる事もありますが
それを文字通り地で行くテクニシャンでありました

普通ギターは演奏に魂が込められて
受けもよく評価も上がりますが
小林の場合は知らない曲だろうが慣れた曲だろうが
まさにソツなくこなしていくと申しますか
どんなジャンルであろうとどんなフレーズであろうと常に完璧でした

そういった意味では仕事上ではこれ以上のギタリストはなく
使い勝手が良いというか、ミュージシャンの為のミュージシャン
フィーリング無視というという所が又凄い処でもありました

ロックン・ロール・マイ・ウェイ

覚えているのは電撃的東京のレコーディングの時ですが
参考として当時発売されたばかりの
セックスピストルズの音をレコードで聞いていたときに
「この音はギター、同じフレーズ五回位重ねていますね
つまり同じこと何回もずれずに弾けるのが凄いし、
滅茶苦茶この人計算されていて上手すね」...そう申しておりました

Sex Pistols - God Save The Queen

パンクロック,ピストルズ...ともすれば
メッセージやファッション、勢い中心に捉えられる事が多いですが
当時そんな感じでパンクを聞いていたのは多分、奴だけでしょう
いみじくも其のあとインタヴューで
実際にダビングにダビングを重ねたと
小林の耳が確かだった事が証明された訳ですが

そんな事を思い出しつつ小林の名前を出しましたが
いまいち悪爺達に受けは良くありませんでした
まあ、なかなか理解も難しい処ですが
だけどね、やっぱりプリ(小林克己)が一番上手かったよ
私は今でもそう思っているのです。 乙

Coasters - THREE COOL CATS - The Original 1958 - In STEREO
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