見出し画像

鼓曲萬来

場外市場から樹の花

晴れた秋の日
ビートルズファンの聖地の一つとされている
樹の花でコーヒーでもと思い
阿佐ヶ谷から丸の内線に乗って銀座へ向かいまして

で折角銀座方面に来たなら
散歩がてらちょっと築地場外市場にでもと思いまして
そこから日比谷線に乗り換えて築地に向かった次第です

築地の駅を出てまず最初に地上に見えてくるのが
築地の本願寺
仏教寺院でありながら
何故か異国情緒も感じさせますな
どこか別の国に来た感じも致します



そこから目と鼻の先にあるのが築地場外市場の角
流れる人の波に紛れ込めば自動的に場外市場の
角に連れて行って貰えます


お昼時だっていうのに築地の場外市場は外国の方で大混雑
いや、まじ国内有数の観光スポットと言っても差し支えありません
当然アジア圏の旅行者も多く
店員からは間違いなく私も最初は英語で対応される位



殆どが外国人という状況の中
なんの純日本製「買い食いの王者」としては
目的定めずフラフラ彷徨い
まず大トロにぎり二貫からという事で
う、...美味い!



串の玉子焼きも良いです



そして一旦市場の外へ出て
場外激安海鮮丼
更にもんじゃコロッケってところで
色々とちょこっとずつ楽しみつつ 



2,3日前は身体の調子も今一でしたし
まあ、今日のところはこの辺で

市場の中はもう迷路の如く入り組んでおりますので
二時間ほど彷徨いましたが
足も大分疲れてしまいました
いやあ、本当に膝が弱くなりましたわ
ちょっと前までならば市場の外から中まで
人ごみを掻き分け 足早に
何往復も出来たんですけどね


外国旅行客の大概が三千円四千円コースの
海鮮丼や刺身に吸い込まれて行くのを横目で見つつ
もっと安いところもあるぜと言いたい気持ちを抑えつつ
しかし掛かりつけ医師から
うに、いくら、かに等の好物は「なるべく抑えてよろしく」という事で
数年前から軽いNGも出ておりますので...ここはぐっと
うむ.....かにも元気そうで

という事で待ち並ぶ時間もかなり掛けまして
あれやこれやと頂戴しながら廻って参りました






そして樹の花

80年代
それまで毎日のように演奏してきたドラムから
突如和太鼓という世界に入って行く訳で
最初の内は和太鼓一本という事ではなく

その最初の頃の状況や
学んでいく過程等を含めてこのBLOGでも度々書いておりますが
勿論似ている処もあれば、まるで違う世界に戸惑う事も多々ありました

それでもドラムという楽器の持つニュアンスから
和太鼓というニュアンスの変化に関しましては
技術的な事も精神的な事に関しても
思った以上に自分の中でスッと受け入れ消化出来たのは
70年当時ソロになって活躍し始めた
ジョンレノンの日本文化に対しての
リスペクト感に大いに影響された部分があると思います

 

ジョンはビートルズを抜けて小野ヨーコと活動を始める中
その影響もあったのかもしれませんが
俳句や禅、歌舞伎や浮世絵といった日本古来の文化に影響された
アルバムを続々と発表していった訳で
そんな曲や姿勢を70年代に普通に受け入れて触れていたからこそ
自分も割と抵抗なくすんなりと和太鼓という
和の世界に入れたのかもしれません

あの有名な「イマジン」やジョンの魂といったアルバムも
禅や俳句に影響を受けたと自ら語っておりますし
やはりROCKカルチャーが中心となっていた時代の中で
鼓絆を結成して和太鼓との共存のアイデアも
レノンという先駆者あっての事と今でも思う事があります

レノンの和に対する姿勢向き合い方を
もう一度此処に確認してみようとも思った訳です

それではまずこれは
さる骨董商にジョン夫妻が訪れた時の思い出を
店主が語っているCMを日本程

羽黒洞の主人が語るジョン・レノンの話

ここに語られる隅田川ですが
その事に関しましては以前このBLOGでUPしておりますので
もしお時間がありましたら
目をお通し下さいませ


そういった意味で
改めて聞く「ジョンの魂」
一曲目のMother 
なにか能楽や隅田川の世界観に影響されているなと
なにより題材が似通っているというか
隅田川の子供側からの視点のような気も致します

MOTHER (Ultimate Mix, 2021) - Lennon & Ono w The Plastic Ono Band (Official Music Video 4K Remaster)  

よく二人で歌舞伎座に訪れていたようですが
その帰りに立ち寄ったのが樹の花という喫茶店
何かその頃のジョンレノンの魂に触れるべく
私も直々お伺いさせて頂いております

樹の花は歌舞伎座の横道を入って行ったところに


この横の歌舞伎稲荷を曲がって横道に入ってまいります



直進しますと道の角に ありました
もう気分はカムトゥギャザーあるいはイマジンにシンクロしております



この店は歌舞伎鑑賞後のジョンレノンとオノヨーコが
ふらっと立ち寄り、各々のサインと「夢を持とう」とレリーフに残したという
そんな歴史を持つ店
以来12月8日のジョンレノンの命日には必ず
ここでコーヒーを飲むのが定例となりました




ネットを探せばジョンの親日家振り
又日本文化に対する深い尊敬の念が感じられる
そんな番組も多くUPされておりますが
あの和太鼓修業時代ジョンから色々とインスピレーションを貰って
様々な垣根を越えて和太鼓を演奏していけたのも
日本人による日本文化礼賛とはまた違った価値観を
与えてもらったのもジョンあっての事だと
今でも心からそう思う訳であります
ありがとう ジョンレノン 乙 

JEALOUS GUY. (Ultimate Mix, 2020) - John Lennon and The Plastic Ono Band (w the Flux Fiddlers)




ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

最近の「DIARY・INFO・REPORT」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事