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鼓曲萬来

RECORDING記録

3月26日
 
本日よりレコーディングが始まりまして
今回2曲程の収録となります
それも、なんとハルヲフォン」名義にての録音 
その名前でやるのは何年振りでしょうかね
 
アルバムの「電撃的東京」そして
シングルの「 ロキシーの夜/闇にジャックナイフ」以来ですから
楽に40年以上ですかね 
あの頃我々も20代
今、古希ですもの
 
 
で、コーラスから1日目がスタートです 
今日はギターそしてトラッカーに窪田晴男
 

 
(近田春夫、窪田晴男のダブルハルヲのコンソール後ろ姿)
 
そして コーラスに鈴木さえ子、伊藤絵里子と一緒に 
 
 
で、話の中に
近田がソロアルバム「星くず兄弟の伝説」をリリースした頃
さえちゃんがシネマというバンドをやっていて
「近田さんのバックをシネマでやってツアーも色々回ったんだよ~」
と、申しておりましたが
私も当時ドラムから少し離れていた時期
その後のBEEFの前あたりでしょうか
 
絵理子も映画版星くずのコーラスやったり
近田のCMの歌をやったり
二人共、古い付き合いです
 
という事で我々もコーラス等
 
 
1日目良い感じで録り終えました
全員で記念撮影をば
 
 
 
3月30日
 
REC2日目は4リズムからスタートです
我々、そして今日はギターにイリアという布陣です
 
イリアもハルヲフォンとごく身近な間柄
そもそも高木と一緒にバンドやっている時に
近田のBEEFに参加、そのままジューシーフルーツになって行ったという
そんな縁もありまして
今回のプロジェクトに心良く参加してくれました
 
 
そして、今回私の為にスタジオが用意してくれたのが
なんとLudwig 20’ ブラックオイスター
通称リンゴスターモデルという奴
 
 
いや、なんともヴィンテージな風情でありますが
バスドラからシンバルがセットされていたりしてw
 
ハルヲフォンの初期の頃
ずっと使用していた懐かしの楽器でもあり
スタジオの心使い気使いに感謝であります
 
こんな名器を演奏できるなんてのは
滅多にある機会ではございませんので
早速 御近影という事で w   
 
 
本日はオケ迄
 
という事で
長丁場お疲れ様でした
次回、歌入れ、コーラス、楽器ダビング作業です  
 
 
今日から4月に突入です、
RECも演奏も1年のブランクがあり
集中も緊張も致しますが
スマフォをスタジオに置き忘れまして
ウワッ!やっちまったって感じ
幸い、すぐに連絡して見つけてもらい
保管して貰いましたが
集中すると別のところが緩む我々クラス世代
収録後の体調は良好です 乙
 
4月2日
 
本日は午後よりREC3日目
イリアのギターのダヴィング、コーラス、
仮歌入れ作業終えて帰ってまいりました
大分形が見えてきた次第です
次回歌入れダヴィング作業に入ります
 
 
という事で キックペダルはこれ又往年の名機 スピードキング!
懐かしいですね~、演奏中よくペダルが外れましたw 乙
 


そろそろレコーディングも大詰めに入っております

今回のレコーディングの情報が解禁されまして

夏にアナログ盤にてリリースの予定であります




すでにクリエイションそして

ジューシーフルーツはREC終了しておりまして

残すは我々のみという状態であります

更にジューシーフルーツから配信も始まりまして

私達も大詰め

4月9日

本日ハルヲフォンREC四日目、最終日でした お昼からイリアのアーム付きBoogie手直し 

本ちゃんの歌、コーラス入れ 近田キーボード、



そして窪田のギターを録りまして 2曲全て完了 残すところMIXだけとなりました 

2曲とも良い感じで録音出来ました 
乞うご期待の程をば 
楽しみにしていて下さい 乙。

追記 REC雑記

窪田と近田が卓周りでこんな話をしていた

「真球ってのは或る程度まで機械で作れるけれど
最後は熟練の人の手に依って形作られる」...と

つまり、円周率というもので
厳密に言うと限りなく円には近ずくのだけれど
そこに余りというものが生じて
完璧な真球というものは機械では不可能だという

いやなんでこんな話になったかというと
最近録音の主流となる打ち込みという作業に関しての事

今回の録音は2曲
1曲は打ち込み、1曲は生のドラムによる演奏なのだが
両曲とも良い感じに録れまして
個人的には非常に満足しております

窪田からは「ドラムの音いいっすね~」
と嬉しい言葉も貰いましたし
近田の方からも
「お前のドラムはデジタルじゃ絶対できね~な」という
有難い言葉も

ちなみに二人とも打ち込みに関してオーソリティでありまして
絶大な信頼を持っておるのですが
やはり何かこういった広いスタジオでの生のドラムに
又別の処で感ずるところがあるのかもしれません

話を戻して打ち込みですが
例えばドラマーにとっての課題
リズムの正確さという事に関してですが

もともと自分などは超アナログ、
昭和の時代にドラマーとして育ったもので
昔のハルヲフォンの録音時にはそんな機器はありませんでしたし
ノークリックが当たり前の時代でした
従いまして、デジタルなリズムというものがどちらかというと苦手で
いわば揺れ、揺らぎの宝庫と言ってもいいのであります

しかし、音楽業界のデジタル化にともない
そういった機器との共存が必須課題ともなっておりますし
そういった録音物で育ったミュージシャンやオーディエンスが大部分を占め
又メンバーからもそういった望みも受ける事があります
従って、機器の繰り出す正確さや安定感に
日々追いついて演奏出来るよう切磋琢磨もしているのです

そして、彼らの話はまだ続く訳ですが
例えば一小節を3等分せよと打ち込むと
生来の生真面目さから
前述の如く微妙な余りが生じて
機械の方は永遠に計算を続けるという事になる

まさか「この程度でいいんじゃないすか」という事もないだろうし
きっと今はある程度の許容猶予もプログラミング出来るのだろうけど
正直、高性能で生真面目なAIならば
「それに関しては実行不可能....エラー」
等という事になるかもしれない

間違いなく社会はデジタル化の一歩を更に前進させていくでしょうし
それに関して異存はございませんが
反対に正確さと便利さを求めるあまりの不具合さを
同時に生じていくとも思うのです

どんなに正確なデータと予測をAIが計算したところで
競馬ファンの予想は外れ続けるだろうし
明日の出来事を100パーセント的中させる事は不可能に思える
そういった曖昧さの中に
音楽の持つサムシンエルスも潜んでいるようにも思うのであります

いみじくも近田が最後に
「しかしさ~、熟練の寿司職人は頼まれりゃ玉子焼き
奇麗に3等分できるんだよな~」....とw

今機械の方も若干の矛盾を含みつつも
完璧な正確さに限りなく近いビートを打ち出してくれる
それに信頼をよせて自分も演奏しているのだが

やがていつか
「まあ、その位の塩梅で良いんじゃないでしょ~か?」
等と言い出す時がくるのかもしれない

その時にAIは
文字通り良い加減(いいかげん)な
曖昧さを良しとして
ふざけたり、瞬めきを感じたりも出来る
人類の至高の存在、
即ち神ともなり得る事もあり得るだろうとも思うのです。

今回のレコーディング
2曲録音した訳ですが
其のうちの1曲(生演奏)
本日のMIXDOWNを持ちまして
完パケ!めでたく無事全工程終了と相成りました
まあ勿論もう1曲の(打ち込み)方のMIXとマスタリングという
これまた気の抜けない作業が残っておりますが

とりあえず全員でシャンパンにて乾杯!
お疲れ様でございました
チアーズ!

左からいつも活躍中のPAを担当してくれている桜井氏
私、近田、高木

そしてレコーデイングエンジニアの辻中氏
本日お誕生日という事で併せておめでとうございます。



お疲れでした
そしてコーラスに参加してくれた
鈴木さえこ、伊藤えりこの
チームユニット「きれいどこ」
トラックメーカー、ギターの窪田晴男

ギターで参加してくれたイリア

そして私の為にスタジオが用意してくれた
Ludwig ブラックオイスター

今回のハルヲフォン名義でのRECに関わってくださった
全ての方々に
感謝でございます

今回タマのきりきり舞いボイスも 
近田のキーボードも 
そしてなんつ~っても私のドラムが 
良い音で録れてますんですわ 
歌もたまりませんわw

という事で6月配信開始
夏の終わりにアナログ盤にてリリース
という予定だそうですので
ご期待の程をば
楽しみにしていて下さい 



ありがとうございました。
  
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