いつも思うんだけど
高校生の頃、JAZZ喫茶に通いつめて
昔のGSの先輩方のドラムとかを聞くと
聞き逃してしまうけれど
結構面白い奏法も沢山あったんですわ
多分もう現在では
こんなステイックワーク誰もやらないだろうし
つまり、現状確認目視不可能ですから
説明しておかねば
時の彼方に消え果てると思いますね、きっと
そう、こういう不埒で独特な奴は
ドラムの教則本には決して載らないだろうから
当時のLIVE思い出しながら
此処にこそっと残しておきますね
で、まあとりあえずこの曲から
ヴィレッジシンガースの「バラ色の雲」
ドラムは林ゆたかさんですね
私は六本木カーニヴァルやケントス
そして近田は同じくダーティ30sで
林さんには色々と昔、お世話になりましたですw
1、 スティック打ち
という事で、まずバラ色の雲
この曲のブレイクフレーズをユーチューブ等で聴いておいて下さい
この タッタッ タタッター♪ は当時の定番フレーズだけど
音がカチっとしてて、ピッチが高いでしょ
普通のスネアの音じゃない
これは通常のリムショットとかじゃなくて
まず、左のステイックの先をスネアの皮に付けて
ちょっと摺りながら
そのステイックの中程を右のステイックで強く打ち下ろす訳ですわ
と、こんな感じで
同じようにブレイク後のタン!一発も同じ
ステイック、摺る時にシズルを効かせて
ズタン!て感じが味噌
これだけで当時の雰囲気がドッと押し寄せてくるよ
今度ブレイク後のタンに使ってみて下さいw
2 正統派やきそばシェイキスト
林さんは又、私がよく言う「やきそばシェイク」の本家というか
ブルーコメッツのジャッキーさんを源流とする
正統派でありまして
やきそばシェイクはフレーズを繰り出す時に
腕が交差して、まるで焼きそばを焼いているような感じから
そう命名しております
ルーテイン等は以前上げた事もありますので
ここではあえて触れませんが
音源といたしまして
「やきそば感」が最も顕著な曲を一曲
資料として挙げて置きますです
全編かなり焼いておりますが
特に間奏のやきそば感は
ヴォリューム、タイム感、全てにおいて
王者としての貫禄に溢れております
亜麻色の髪の乙女ヴィレッジ・シンガーズ
まあ、なんで間奏のここ、やきそばにするかな~?
といった、疑問も残るところでありますが
これぞ林ゆたか匠のなせるワザなのであります
林さんいつまでお元気で 乙。