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鼓曲萬来

嗚呼! British Rock同好会(続々)&BLUES BRITANIA Part2

イやァ恐ろしく長いタイトルになっちまいましてすいません
今回の記事はそうしなきゃならない訳もありまして
各々の流れを踏まえて頂いての今回の投稿であります
※以前の流れはこちらから(下段にて)

あっそれからですね
今回は非常に長い時間も要しますし
なにしろ内容が一部のマニアックな方のみに理解できる
そんな内容となっております
しかも限定60歳以上というようなレアな題材でもあります
まあ、それでも以下の方々にとっても
資料としましてはあまり語られない内容ですので
それはそれとして飽きたら途中で飛ばして頂いても全然オッケーです

British Rock同好会の方々におかれましても
British Rockとはちょっと違うんでないの~?とおっしゃらず
秋の夜長 暫しお付き合い下さいませ
という事で本題に入りますが

ミシシッピーのブルースは60年代に入りまして
英国のブルースシーンに影響を与えて
世界中に認知されるような一大ムーブメントを引き起こす訳ですが
60年代の最後から70年代の初頭にかけて
所謂日本のロックにも多大な影響を与えた訳で
勿論アメリカのバンドを手本にするバンドも沢山ありましたけど
70年代初頭の日比谷音楽堂でのロックフェス等にまいりますと
英国ブルースバンドに影響を受けたそんなサウンドが会場を湧かしておりました

でそんなブリティッシュブルースの名曲を上げたいと思いますが
こういった曲は当時の日比谷では各バンドのキャラも反映し
勿論オリジナルだけではなくこういったカヴァー曲も
ステージの重要なメインポイントでもありました

まあそこでその頃日比谷に立ち会った方以外にはチンプンカンプンでしょうけど
各々「どのバンドがコピーして演奏していたでしょう?」
私からのクイズ形式ですが
曲を聴きながら想像してみて下さいな

あの頃の日比谷音楽堂はこんな感じだったんです
曲は全曲長いサイズとなっておりますが
当時の日比谷サイズとも申せましょう
飽きたり、解ったという方はすっ飛ばして下さいませ


で、まずはこの曲  若干渋めですが
後の私との繋がりも重要なポイントのあるバンドでした
ジョンメイオールのこの曲をやっていたバンド
さて、どこでしょう?
(答えは後でまとめて)

Checkin' Up On My Baby 

で、次はアルヴィンリーのテンイヤーズアフターの2曲続けまして
各々誰とどのバンドがやっていたでしょう?(意外度アップ)

[At The] Woodchopper's Ball (Live) 

恐ろしい程の早弾きですな
否が応でも当時の日比谷の野音の雰囲気も上がってまいります
もう曲の長さといい
各々のテンションも退屈ながらも盛り上がって
全日本ボンド党総裁も
全学連のロック粉砕派も誘われるように
ステージに上がって来てしまう訳です
ジョーにKOされたりステージから蹴落とされていましたけど
で、もう一曲、この曲をコピーしていたバンドはどこでしょう?

Hear Me Calling 


答え

ブルースハープといえば成田賢&エモーション
賢さんの歌とハープ、ギターにビーヴァーズの平井さん
そしてピアノが近田、ドラムにジュンボー(金澤淳)
ベースにブラインドバードで一緒にやってた大島勝

2曲目のウッドチョッパーズボールは
当時これを演奏する高校生がいるってんで
バンド界隈に風の便りで伝わって来ましたわ
それが 高中正義でした

3曲目のヒアミーコーリンは
西さんそしてゴダイゴの浅野、ヨチタカの垂水兄弟そして岡沢章さんという
超強力ラインアップのバンド ザ エム
エムは、マイシェリーアモールって感じのコーラスが良かったバンドですが
初期の頃はいつもこの曲がステージからは聞こえてまいりました


まあ、なんでそんな数々のコピーレパートリーを知ってるんだ?
という疑問もあるでしょうが
不肖私めも同時に出演していた訳で
楽屋で出番を待って待機しておりますと
自然と耳に入って来る訳です

当時はコピーも重要なファクトでありましたので
「おっ、このバンド、こんな曲やってるんだ」等と
ライバル心も起きつつ、記憶に残っている訳です

他にもフラワートラヴェリンバンドのルイジアナブルース(サヴォイブラウン)は
会場を盛り上げておりましたし
クリエイションのタバコロードも有名でした

他にも当然カップス、モップス、ブルースクリエイション
次郎&ライフそして私のいたブラインドバード等々
当時英国ブルースに影響されて
レパートリーに加えていたバンドは多かったです
というかGSからの脱却、変化の要素には
British Bluesが必須だった訳ですわ

Free - Walk In My Shadow 

CHICKEN SHACK - I WANNA SEE MY BABY - 1969 


当然私の近辺でもそのような音は溢れておりました
クラプトンのAll Your Love 
毎晩のように私も演奏しました
富士夫のギターで
ギブソン335 ツインリバーブフルテンでしたね
村八分でキース風の演奏になりましたが
私にとっては富士夫のギターが一番でしたし
富士夫が一番富士夫らしかったのは
こういった曲を演奏するときの彼でした

All Your Love (Stereo) 

という事で
今回は「解る人には解る」というスタンスですが
取りも直さずこれは「解らない人には永久に解らない」という事ですので
そこら辺を鑑みつつ次回に続けて参りたいと思います

Dust My Broom  

それでは
長時間御静聴 有難うございました
British Rock同好会(非公式) 乙



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