あるところに 変な人がいました
その変な人は オッちゃんでした
そのオッちゃんには 愛人みたいな変な人がいました
関係は 知らないけど、見たふうで愛人みたいなので【 金魚 】と名付けました
オッちゃんは 金持ちポイ 匂いがしました
金魚 は フツーに見えて とても ダラシない匂いがしました
オッちゃんは 金持ちポイので 、その金魚が ヒラヒラとドレスを纏っている 二人のセットは match して見えました
でも 金魚は バカそぅに見えます
恐らく 何処となく 私に見えた錯覚で、キライでした
二人とも 匂いは違うけど、私には 匂いがするって事で すごくキライでした
あるとき オッちゃんが 蒸発しました
金魚は オイオイと 子供のように泣きました
見た目が 華やかなワリに、ダラシない匂いがする金魚だから そんなモンか、と思いました
オッちゃんは金持ちポイので 、何処かで 今度は錦鯉でも 見つけているのだろぅ
金魚だけが 時々 いろんな処を 転々としています
金魚は 毎日毎日 泣いています
まだ キレイな金魚なのに、バカな金魚だなって 思いました
変なオッちゃん と 変な金魚の話を聞いているウチ、私にも 変な免疫が 出来たみたいでした
変な免疫が 夜になると 騒ぐので、変なオッちゃんの行方を 追うことにしました
知恵がナイので 探せませんでした
なんとなくの噂では 、金魚は 同じ様な オッちゃんを探して生きている様でした
矢張り 大した金魚では ございませんでした
金魚は よく謳っていました
“ 世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし ”
なんとか即位とか コイウタとか、金魚の心境は よう解らんでした
ただ、サクラが 関係している 事は 私にも判りました
チョイとまえに 知人の御墓参りにゆきました
隣の墓石をみてみなさい
ダレの名前が彫ってある
自分で自分に そぅ問いかけていました
怖々と 目線を となりに移して確かめてみました
➖変な人の家の墓➖ と名前がありました
変な人のお家のお墓? 墓石の ヨコを チラリと覗くと 【 オッちゃん 】て ありました
ん? 同姓同名か
でも、また その端には、【 金魚 】 て彫ってありました
二度見してしまいました
【 オッちゃん と 金魚 】 並んでる
何だか 夢か 現実か 想像が 妄想に 、こわく思ったのは 見られている、と感じたからです
いつから そのお墓が そのお墓なのかは 知りません
私は ついこの間 そのオッちゃんと その金魚を知りました
けれど、私が 4歳か 5歳 、私は 金魚と逢ったことがあります
矢張り サクラが咲いていた頃でした
サクラの木が、金魚のお家の隣に咲いていました
とても 綺麗だけど、とてもイヤな 金魚でした
確か、金魚って、自分のことを呼んでいました
それは、私が 金魚って このダラシない匂いの オッちゃんの愛人ふうな 変な人のことを 呼んだときに、思い出したンだつた
たまーに 想うことがある、もしかして、私は 【 金魚 】なの ?
その変な人は オッちゃんでした
そのオッちゃんには 愛人みたいな変な人がいました
関係は 知らないけど、見たふうで愛人みたいなので【 金魚 】と名付けました
オッちゃんは 金持ちポイ 匂いがしました
金魚 は フツーに見えて とても ダラシない匂いがしました
オッちゃんは 金持ちポイので 、その金魚が ヒラヒラとドレスを纏っている 二人のセットは match して見えました
でも 金魚は バカそぅに見えます
恐らく 何処となく 私に見えた錯覚で、キライでした
二人とも 匂いは違うけど、私には 匂いがするって事で すごくキライでした
あるとき オッちゃんが 蒸発しました
金魚は オイオイと 子供のように泣きました
見た目が 華やかなワリに、ダラシない匂いがする金魚だから そんなモンか、と思いました
オッちゃんは金持ちポイので 、何処かで 今度は錦鯉でも 見つけているのだろぅ
金魚だけが 時々 いろんな処を 転々としています
金魚は 毎日毎日 泣いています
まだ キレイな金魚なのに、バカな金魚だなって 思いました
変なオッちゃん と 変な金魚の話を聞いているウチ、私にも 変な免疫が 出来たみたいでした
変な免疫が 夜になると 騒ぐので、変なオッちゃんの行方を 追うことにしました
知恵がナイので 探せませんでした
なんとなくの噂では 、金魚は 同じ様な オッちゃんを探して生きている様でした
矢張り 大した金魚では ございませんでした
金魚は よく謳っていました
“ 世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし ”
なんとか即位とか コイウタとか、金魚の心境は よう解らんでした
ただ、サクラが 関係している 事は 私にも判りました
チョイとまえに 知人の御墓参りにゆきました
隣の墓石をみてみなさい
ダレの名前が彫ってある
自分で自分に そぅ問いかけていました
怖々と 目線を となりに移して確かめてみました
➖変な人の家の墓➖ と名前がありました
変な人のお家のお墓? 墓石の ヨコを チラリと覗くと 【 オッちゃん 】て ありました
ん? 同姓同名か
でも、また その端には、【 金魚 】 て彫ってありました
二度見してしまいました
【 オッちゃん と 金魚 】 並んでる
何だか 夢か 現実か 想像が 妄想に 、こわく思ったのは 見られている、と感じたからです
いつから そのお墓が そのお墓なのかは 知りません
私は ついこの間 そのオッちゃんと その金魚を知りました
けれど、私が 4歳か 5歳 、私は 金魚と逢ったことがあります
矢張り サクラが咲いていた頃でした
サクラの木が、金魚のお家の隣に咲いていました
とても 綺麗だけど、とてもイヤな 金魚でした
確か、金魚って、自分のことを呼んでいました
それは、私が 金魚って このダラシない匂いの オッちゃんの愛人ふうな 変な人のことを 呼んだときに、思い出したンだつた
たまーに 想うことがある、もしかして、私は 【 金魚 】なの ?