風のいろは 何いろ?

緑を渡る時、空を吹き巡る時、風は何色なのだろう?
風には色はないけれど、私には………。

創世記 10章まで

2003-06-08 | 日記(旧サイト~移行分:未分類)
 世界史でチグリス・ユーフラテス川を学びましたが、エデンの園から流れ出た1本の川より、4つの大きな川の流れが聖書に出てきます。この二つの川の名前を聖書に見つけて、とっても身近に感じました。 

 さて、神様は最初の人間を土から作られました。これがアダムさん。アダムを眠らせ、そのあばら骨から女を作られました。二人は狡猾な蛇の策にはまり、神様から「食べてはいけない」と言われていた木の実を食べてしまいます。楽園で何不自由なく暮らしていた二人は、エデンの園を追われました。
 女に神様は「おまえは苦しみぬいて子供を産む。それでもなお、ひたすら夫の愛を求め、彼についていく。」と。アダムには「食べてはいけないと言ったのに、わたしよりも妻の言うことを聞いたのだ。そのため土地はのろわれる。生きるためには、一生あくせく働かなければならない。死ぬまで汗水流して土地を耕し、働いて糧を得なければならない。そしてついに死に、また土に帰る。」
 エデンの園を追い出された二人。アダムは妻をエバ(=いのちを与える者)と名づけました。
 アダムとエバにやがて二人の男の子が生まれます。カインとアベル。二人が大きくなってそれぞれの捧げものを神様にした時、神様は弟アベルの捧げものを受け取られました。アベルは選び抜いて最も良いものを捧げたからです。自分の捧げものを受け入れられなかったカインは、面白くありません。そんな彼に神様がおっしゃいました。「何が気に入らないのか。やるべき事をきちんとやってさえいれば、顔は喜びで輝くものだ。もしわたしの言うことが聞けないなら、気をつけるのだな。おまえを滅ぼそうと罪が待ち構えているぞ。だが、その力を抑えることはできるはずだ。」
 しかしとうとうカインはアベルを殺し、人類初の殺人事件が起こります。神様はカインを追放します。神様が与えた罰に対し、カインが「重すぎてそんな罰は負いきれません」と。でも神様はカインに印をつけ、誰でもカインを殺そうとしたら、カインの受けた七倍の仕返しを与えようと約束してくださいました。

 カインも家庭を持ち、子孫が生まれましたが、エバはもう一人男の子を産みました。セツ(=授けられた者)です。セツの子孫がノア(=休息)です。ノアのお父さん(レメク)は、「神様にのろわれたこの地を耕す仕事はつらいが、この子が休ませてくれるだろう」と考え、この名をつけました。
 ノアの時代、人がたくさんになりましたが、人間がどんどん悪い行いをするので、神様は人間を作ったことを後悔するようになられました。世界は罪にまみれ、神様の目から見ると芯まで腐りきっている状態でした。しかし、ノアだけは違いました。ノアは、いつも神様のおこころにかなう事をしようと心がけていました。神様は大洪水を起こして、一度この世をリセットすることにしました。敬虔で正しい人・ノアとその家族をこの大洪水から救うため、ノアに箱舟を作るよう命じました。<font size=2 color=green>(ちょっと道草:高校生の時、「四角な船」・井上靖作の読書感想文を書きましたっけ…)</font>
 洪水によって箱舟に乗った人と動物以外は滅ぼされました。やがて洪水が収まった時、ノアは祭壇を築き
捧げものをしました。神様は「人間は子供の時から悪い性質をもっていて、実際ひどく悪いことをするものだ。しかしもう、大地をのろって生き物を全滅させるようなことは絶対にしない」と心に誓われました。<font size=2 color=green>(道草その2:ワンボックスカー・ノアのCMで、虹が登場しますが、聖書から来ているのですね。神様がノアたちに『二度と洪水で世界を滅ぼさない』という約束のしるしに、雲に虹をかけたのです。)
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