7/15追記 オイルを抜く道具は色々あるようなので追記しました。接着剤の補足も追記しました。
発進時のショックの改善を試みるため、CVTフルードの交換を自力ですることにしました。
トヨタCVT車のメンテナンス 発進時のショック - ロートル技術屋の日記
まずは準備です。
トヨタ純正のCVTフルードはネット通販などで手に入ります。
4L缶と20L缶が有るようです。
取り扱い説明書によると私の車は6.4L使っていることになっています。
同じCVT搭載車で交換されている方の記事では全部は抜き取れず、部品(オイルパン)を取り外して交換しても抜ける量は4L弱のようなのでとりあえず4L缶を一缶購入しました。
送料込み4,000円前後が相場のようです。
運よく近くの車用品店でアウトレット品が税込み約3,000円で購入できました。
送料がかからなかった分安く済みました。
ネット通販の画像は2種類あってどちらが新しいのかわかりません。
購入したものは錆もなくとてもきれいな外観でしたのでそんなに古くはない印象です。
古かったとしても11年、12万㎞走行のフルードよりは良いはずです。
AmazonではTCタイプの最安値はこちらです。
https://amzn.to/2Wcvw1O
https://amzn.to/2Wcvw1O
FEタイプはこちらになります。
https://amzn.to/2OiJqLh
ご自分の車種にあったものを入手してください。
合わないものを使うと故障の原因になりますので慎重に選んでください。
ネットで検索すると同じ車種の交換例が出て来ましたが、CVT下側のオイルパンのドレインから抜き取った後、オイルパンも取り外さなければならないので素人にはちょっと難しそうでした。
オイルパンを取り外さずに循環させて綺麗にするサービスを行っている整備工場があり、オイルパンを取り外さなくても抜き取り出来そうでした。
トルコン太郎という名前の機械を使うようです。
もう少し調べたら、旧型ではレベルゲージを取り付けてあった穴から抜き取りしている方がいらっしゃいました。
その記事を参考にチャレンジすることにしました。
CVTフルードを入れる分には漏斗(ろうと=じょうご)とホースがあれば簡単に出来ます。
しかし、抜き取るにはオイルサクションポンプ(オイルサクションガン)という専用の道具が必要です。
Amazonなどで安いものなら500ccのものが1,600円程度で購入出来ます。
(同じ形状で小さいものもありますので注意が必要です。)
(同じ形状で小さいものもありますので注意が必要です。)
https://amzn.to/2Wcl6iF
7/15追記
手動でタンクが大きく抜き差しせずに一度に抜けるものや電動のポンプなどもあるようです。
紹介しますが、使ったことはありませんので口コミなどを参考に検討してください。
また、廃油処理には廃油処理箱が便利そうです。
追記終わり
出来るだけお金を掛けたく無かったのと、買っても1~2回しか使わないはずなので代用品が無いか探して見ました。
お金を掛けないで調達出来る所といえば100円ショップですね。
セリア、キャンドウ、ダイソーと回って見てダイソーで売っていたおもちゃの水鉄砲が使えそうでしたので試して見ることにしました。
100円ではなく300円の商品です。
他にホームセンターでビニールチューブ(外径7mm)を2m購入しました。(300円程度)
水鉄砲にビニールチューブを固定するため接着剤を使いました。
セメダインの弾性エポキシ接着剤EP001です。(700円程度)
ちょっと変わった接着剤で硬化した後も弾力があります。
ビニールチューブが動いてもついて行ってくれるので隙間ができたり抜けたりしません。
余談ですがこの接着剤は弾力があるため、硬化する際の接着剤の収縮が接着物に伝わりづらく、接着したものを歪ませないという特徴があります。
偏光を利用した光学系に使う光学部品の接着に適しています。(ガラスが歪むと偏光が変化します)
また、アルコールに漬けておくと1日ぐらいで膨潤して簡単に取り外すことができるので便利に使えます。
わたしは普段から使っている接着剤ですが、この為だけに接着剤も買うとトータルがオイルサクションポンプとたいして変わらない金額になってしまいますね。
オイルサクションポンプを購入して使い終わったらフリマアプリなどで売り払えば自作するより安く済むかもしれません。
交換編で説明していますが抜き取りの回数も少なくて済みそうです。
交換編で説明していますが抜き取りの回数も少なくて済みそうです。
(試していないので使い勝手は不明です)
まずは水鉄砲の先端の穴をドリルで広げます。
7mmのチューブよりも小さめの6mmのドリルを使いました。
広げた穴にビニールチューブを無理やり押し込みます。
長く押し込むと抜き取ったオイルが水鉄砲から出ずに残る量が増えるので5~6mmにしておきます。
このまま接着剤を使ってもよいのですが、ぬけ防止にひと手間かけました。
裁縫用の糸をビニールチューブに巻きつけチューブが縮まるくらいきつく縛ります。
縛った糸の残りを水鉄砲側に垂らして糸ごと接着しました。
EP001は2液混合式で20分程度で動かなくなり一晩程度放置しておくと実用強度になります。
動かなくなるまでは垂れてきますので向きを変えながら様子を見たほうがよいでしょう。
注油用の漏斗は100円ショップで大きいものを買ってきて先端にビニールチューブを同様に接着して使いました。
漏斗の穴が大きい場合はビニールテープなどを巻いて太らせて入れてから接着すればOKです。
これで準備完了です。
続きはこちらです。