前回の準備編で用意した機材で交換作業です。
トヨタCVT車のメンテナンス CVTフルードの交換 準備編 - ロートル技術屋の日記
まずは古いフルードの抜き取りです。
抜き取ったフルードを入れる為と同じ量の新しいフルードを計る為に乾燥させた空の2Lのペットボトルを4本用意します。(2本は廃油を入れるだけなのできれいに乾燥させたものは2本でも大丈夫です)
エンジンルームの中央左側のめくら蓋周辺のゴミやホコリを取り除いておきます。
めくら蓋の固定ネジを取り外します。(ソケットレンチを差し込んであります)
ソケットレンチ左側に見えている黒い部品がめくら蓋です。
めくら蓋を引き抜きます。
Oリングが入っているので少し抵抗があります。
使い捨てのゴム手袋などを装着します。
自作のポンプのビニールチューブを差し込んでレバーを引いてフルードを抜き取ります。
チューブ先端が穴から抜ける時にチューブ先端を指で押さえてフルードの漏れを防ぎながら車の外に移動させ、ペットボトルにチューブを入れて抜き取ったフルードをペットボトルに入れます。
この時、水鉄砲は水平かレバーを少し下側にしておくとフルードの漏れを防ぐことが出来ます。
これをフルードが抜けなくなるまで繰り返します。
水鉄砲の容量が300cc程度だったので12回ほど繰り返しました。
500ccのサクションポンプなら7回で済みそうです。
500ccのサクションポンプなら7回で済みそうです。
チューブの向きによって抜け方が変わるので抜けにくくなってきたらチューブの入れ方を何度か試して3.3~3.4L抜きます。
新しいフルードをペットボトルに抜いた量と同じ量入れます。
両端が抜き取ったフルード、中央が新しいフルードです。
3.3Lほど抜けました。
透明度が全く違いますね。
漏斗の先にビニールチューブをつないで先端をめくら蓋の穴に入れて新しいフルードを注入します。
使ったチューブが細かったので少し時間がかかりました。
最後にめくら蓋を取り付けて作業完了です。
これで約半分のフルードが新しくなったことになります。
走行して見たところショックは少し改善したかなという感じでした。
半分しか新しくなっていないので翌週、もう1缶購入して再度交換しました。
最初の交換で古いフルードが1/2、2回目の交換で1/2かける1/2=1/4になり3/4が新しいフルードになった計算です。
まだ、1.4L近く残っているのでしばらくしたら残っている新油分交換しようと思います。
そうすると古いフルードの比率は1/5になります。
そうすると古いフルードの比率は1/5になります。
その後、ショックは完全には収まっていませんが頻度は減り、出たとしても小さくなりました。
2回の交換に掛かった費用は約7,000円です。
Amazonで全部用意すると9,500円ほどになりますね。
それでもディラーや整備工場に依頼するよりは安上がりです。
Amazonで全部用意すると9,500円ほどになりますね。
それでもディラーや整備工場に依頼するよりは安上がりです。
古い車の方は試してみると良いかもしれません。
効果を当方では保証できませんので、試される方は自己責任でお願いします。