今日も出張中で秋田に居ます。
ホテルの部屋は10階で見晴らしは良いのですが残念ながら西向きで紫金山-アトラス彗星 C/2023 A3は見られません。
4時過ぎに目が覚めたので窓の外を見たところ、星は見えず、曇っている様子がわかりました。
東側がどうかはわからないもののカメラや双眼鏡は持ってこなかったので外に出るのはやめました。
秋田市のライブカメラで見えないかと検索して映像を確認しましたが広角カメラの映像なので期待できませんでした。
どこかのテレビ局が中継するかと思いテレビをつけてみましたが、ニュース番組をやっている局が無く、マスコミがあまり関心を持っていないことがわかりました。
もう暗くなることは無いと思われるので心配する必要はありませんが「マスコミが騒ぐと明るくならない」のジンクスが当たった格好になりそうです。
ライブ配信している方がいるかもしれないと思い、「紫金山-アトラス彗星 ライブ」で検索したところ、Youtubeで大分からライブ配信されている方がいました。
最初は雲に阻まれていましたが5時02分前に低空の雲の上に見え始め、薄明が始まっている中、長い尾を引いた見事な姿が見られました。
空が暗ければ画面をはみ出しているのではないかと思える長い尾でした。
配信されていた方は最初はカメラ画像と望遠鏡ばかりを見ていました。
10分後、明るくなっていく中で肉眼と双眼鏡で確認し、肉眼では見えず、12x56mmの双眼鏡で見えていたと中継していました。
薄明の影響もありますが双眼鏡でそれほど良く見えなかったという事なのでライブ配信の映像が一番良く見えていたと言えそうです。
宿泊したホテルの部屋が東向きで晴れていたとしても肉眼では見えなかったでしょうね。
晴れていればスマホで撮影すると写ったのかもしれません。
ライブ配信終了近くの視聴者数は120人ほどでした。
3日前にもライブ配信されていました。
時刻や露出条件の違いなどもあると思いますが今朝の映像の方がはるかに良く見えていました。
全国的に天気が悪いようなので見えない日が多いかもしれませんが、出張から帰ったら私も撮影にチャレンジしたいと思います。
薄明の中で見えていたので都市部でも遠征する必要は無く、東の空が開けていること、大気が澄んでいることが重要に思えます。
（私の居住地の多摩西部は都心の大気を通してみることになるので条件が悪そうです）
尚、経度によって日の出の時刻が変わる点に注意が必要です。
紹介したライブ配信は大分での状況です。
東に行くほど早い時間に夜明けを迎えるのでもっと早い時間に見なければなりません。
今日のライブ中継を行っていた大分県の日の出時刻は大分市6:05:07でした。
北海道札幌市では5:27:33、沖縄県那覇市では6:19:58と日本国内でも1時間近い差があります。
観測や撮影をお考えの方は観測地の当日の日の出時刻を確かめてその1時間以上前に観測や撮影の準備を終えておくことをお勧めします。
