40〜50年前、アマチュア向けとして五藤光学研究所、ニコン、ペンタックス、高橋製作所などが性能の良い天体望遠鏡を供給していました。
ビクセン、ミザール、カートン、ケンコーなどは少し性能が劣っていると評価されていました。
当時、天文雑誌に広告が乗っていたダウエル、スリービーチ、パノップは買ってはいけない天体望遠鏡メーカーの御三家として今でも語り継がれています。
(いずれも廃業しています。)
時代の流れで五藤光学研究所、ニコン、ペンタックスはアマチュア向けの天体望遠鏡から撤退してしまいました。
(ペンタックスは業績悪化で買収されてしまい、現在はリコーの傘下です。)
現在では高橋製作所だけが非常に性能の良い天体望遠鏡を供給し続けています。
世界的にも有名になり輸出に力を入れいるという噂で日本国内では手に入りにくいという話があります。
性能が高いのは良いのですが、価格も高いのが難点です。
入門向けの望遠鏡はありません。
そんな中、がんばって来たのがビクセンでした。
日本初の自動導入装置、マイコンスカイセンサーを開発したり、大口径短焦点の反射望遠鏡R200SSではミラーのアルミ蒸着を工夫して放物面を形成する技術を開発したり、比較的低価格で使い勝手の良い天体望遠鏡を製作して来ています。
最近は中国、台湾の安価な天体望遠鏡に押されている感じがありますが入門〜少しレベルアップした人に適した望遠鏡があると思います。
昨年の6月にもビクセンがテレビ番組で紹介されていました。
テレビ東京の「AKB48が町工場に突撃!お宅で1番のDXはなんですか?」という番組でした。
しばらくYoutubeのテレビ東京公式チャンネルで閲覧出来ましたが今は見られないようです。
AKB48の3人が工場を訪問して説明を受けていたのですが、タイトルが「100万光年先へ届けDX」で緩い番組でした。
明日はNHKの番組なので専門的な話が聞けるのではないかと期待しています。
見逃しても7日金曜日の午前、11:05から再放送があります。