私はこれまで出張等で遠出をするときはJR東日本エリアであればJR東日本のダイナミックレールパックを利用していました。
関西方面であればJR東海ツアーズの新幹線と宿泊がセットになったツアーを利用するか、楽天トラベルやYahoo!トラベルでホテルを予約して新幹線はJR東海のEX予約を利用してきました。
先日の京都旅行では全国旅行支援を適用させるため初めてJTBのダイナミックパッケージを利用しました。
先週の仙台出張の際にJTBのダイナミックパッケージを調べたところJR東日本のダイナミックレールパックにない利点があったので紹介します。
JTBのダイナミックパッケージは新幹線のツアーと飛行機のツアーが選べますが今回は新幹線と宿泊がセットになっているJR東日本管内のツアーの話です。
以下、特徴を紹介します。
長くなるのと似た名前でややこしいので
JR東日本のダイナミックレールパックをJR東日本、JTBのダイナミックパッケージをJTBと表記します。
1.はやぶさ号が選べる
JR東日本では新幹線の「やまびこ号」しか選べないのですがJTBは「はやぶさ号」選択できます。
もちろん、はやぶさ号を選んだ場合は料金が上がります。
東京からの場合はツアーの基本料金から片道3,500円上がります。
それでも早く到着できる新幹線を選べるということは魅力です。
後述の限定列車以外のやまびこ号の追加料金が1,200円ですのでやまびこ号との差額は2,300円です。
2.乗り遅れても後続の自由席に乗車できる(限定列車以外)
新幹線の切符に関しては限定列車を選ぶと料金が安いのですがその場合は乗り遅れると切符が無効になるようです。
東北新幹線の場合、限定列車はやまびこ号のようです。
時間帯にもよりますがやまびこ号の限定列車とそうでない場合の差額はすいている時間帯で片道1,200円です。
限定列車を選ばなければ後続の自由席に乗車できるのでJR東日本と条件は同じになります。
3.好きな座席を選べる
JR東日本は以前は座席表から選べるようになっていましたが、現在は通路側、窓側、どの席でも良いの選択肢と車両の中のどこでも良い、両端、両端以外の選択肢の組み合わせで選ぶようになっていて直接座席位置を指定できなくなっています。
JTBは座席表が表示され席の空き状況を見たうえで自分で座席位置を指定できるようになっています。
JTBの方が自由度が高いです。
4.料金はほぼ同じ
とあるホテルに来週の平日宿泊するという条件で今日の時点での東京-仙台での料金を安い順に並べるとこうなります。
JTB(往復限定列車利用) 22,400円
JR東日本(往復やまびこ号)23,300円
JTB(片道限定列車利用) 23,600円
JTB(往復やまびこ号) 24,800円
JTB(片道限定列車+はやぶさ号) 25,900円
JTB(やまびこ号+はやぶさ号) 27,100円
JTB(往復はやぶさ号利用) 29,400円
最安は限定列車利用のJTBです。
新幹線の駅に近く、乗り遅れる可能性が無い方には良いですね。
ただし限定列車は乗客の少ない朝早くや日中の時間帯にしか設定されていません。
新幹線の駅までの移動が長い場合は乗り遅れた時のことを考えると限定列車以外を選んだ方が無難です。
そう考えると条件が同じ往復やまびこ号のJTBの方がJR東日本よりも1,500円高いということになります。
JTBの往復はやぶさ号利用の場合は、普通に切符を買った場合のはやぶさ号の往復料金が22,420円なので宿泊分が6,980円ということになってあまりお得にならないですね。
5.ホテルの選択肢が広がる
JR東日本で空室がないホテルでもJTBでは選択可能なホテルがありました。
別の会社なので当然ですが、契約している部屋数の関係で一方は満室ということはあり得るのだと思います。
6.前日まで予約可能
今日の時点で明日の予約が可能になっていました。
切符はJRの駅にある自動券売機で受け取ることが出来ますので店舗に行く必要がありません。
JR東日本は当日でも予約可能ですが、現在は旅行支援の関係で前日までの予約になっています。
7.日程が離れた乗車券は選べない
JR東日本では宿泊日と離れた日の乗車券が購入できます。
例えば2泊3日の予定で2日目は知人や親戚の家に宿泊するというような場合、1泊2日の料金で復路の切符を2日後の3日目にして購入可能ですがJTBダイナミックパッケージでは2日目の切符しか選べないので不可能です。
このような感じで一番の魅力は、はやぶさ号が選べることですね。
あとは、好きな座席を選べることとJR東日本で予約できないホテルが選べる可能性があることです。
間に別の宿泊先を入れたい場合はJR東日本を選択することになります。
はやぶさ号利用の必要性と両者のホテルや料金を比べてどちらかを選択するのが良さそうです。
いずれにしても出発日前21日を過ぎるとキャンセル料が発生するのが注意点です。
キャンセル料を補填する保険がありますが、本人や家族の病気や不幸があった場合、災害等で行けなくなった場合、プライベートの旅行が出張を命じられて行けなくなった場合などは補填されますが、仕事での出張で予定が変わって出張そのものがなくなった場合は補填されません。
ですので出張の場合はキャンセル料発生の危険性を避けるには前日に申し込むのが良いと思います。
終了日の12/27が近づいていますが今なら行く先によっては旅行支援を受けられるかもしれません。
JR東日本は北海道、青森県、秋田県、宮城県、栃木県、茨城県、群馬県、千葉県、新潟県、長野県、静岡県、石川県、富山県、福井県が対象となっています。
JTBはキャンセルが発生すると更新しているようで、終了していた地域が復活している場合があります。
現時点でJTBの新幹線+宿泊は埼玉、栃木、兵庫、奈良、長崎以外は旅行支援が適用できるようです。
先週は宮城県は終了になっていました。
宿泊のみが終了になっていてもJR+宿泊は終了になっていない場合がありますので(現時点では宮城県、大阪府がこのパターン)よく見た方が良いです。