凝りもせずフリマアプリで3DプリンターTronxy XY2 PRO のジャンク品を格安で買いました。
出品者の説明では高い確率で造形中に制御しているマイコンが再起動するというものでした。
再起動するという事はとりあえずは動いて、途中でマイコンが誤動作するという事です。
3Dプリンターに搭載されているマイコンはArduinoと呼ばれているマイコンボードと同種のものがほとんどです。
その理由はプラスチック素材を熱で溶かして造形するFDM方式の3Dプリンターがオープンソース(情報がすべて公開されていて誰でも利用できる)で開発されてきてそれをベースにいろいろな会社が製造しているからです。
メモリのROMやRAMはCPUチップに内蔵されていますので古いデスクトップPCでよくあるメモリモジュールの接触不良などはあり得ません。
起動しても調子が悪いのはCPUの放熱が悪くて温度が上がってしまう熱暴走か、電源にノイズが入っている可能性が高いです。
こちらで紹介した電源が故障する直前の症状に似ていました。
修理可能と判断して購入しました。
購入したもう一つの理由はTitan押出機が付属している新しいタイプであったことと、メーカー純正のガラス製ビルドプレートが付属していたからです。
ガラス製のビルドプレートは平面性が良いので欲しかったのですが、私が1台目を入手した2年前には国内ではすでに販売されていませんでした。
よく使われている他社の3Dプリンターとサイズが異なる(一般的なものは235x235mm、Tronxy XY2 PROは255x255mm)ので流用もできませんでした。
到着したジャンク品を組み上げて電源を入れたところ電源スイッチに内蔵されている電源ランプは点灯したものの起動しませんでした。
手持ちの物は電源を入れると電源ユニットに内蔵されているファンの音がするのですがファンの音がしませんでした。
これは先日修理した電源ユニットの故障と同じだろうと思い分解して電源ユニットのNTCサーミスタを確認したところ問題ありませんでした。
よく見たところ、電源に内蔵されているファンのコネクタに緩み防止用の接着剤のようなものが大量についていました。
ファンが回らないのはこれが原因のように思ったのでコネクタを分解し清掃しました。
下に見えている赤いものが取り除いた接着剤です。
コネクタの端子の中にまで入り込んで大量に付着していました。
組みなおしても電源ファンは回りませんでした。
組みなおしても電源ファンは回りませんでした。
電源ユニットの入力側のAC100Vの電圧をテスターで測定してみたところ、50Vもありませんでした。
電源スイッチに問題がありそうだとわかったので電源スイッチを分解してみました。
すると接点部分が黒くなっていました。
やすりと紙やすりで黒くなっている部分を磨いて組み直したところ無事起動しました。
安物買いの銭失いにならずに済んでよかったです。
こうして動かない物が動くようになるのが楽しいので修理を趣味にしているわけです。
同じ3Dプリンターは3台もいらないので前からある2台のうち1台は手放す予定です。