勤務先でサンプルを錆びさせないようにするため、真空デシケーターを使っています。
名前の通り容器の中に収納した物の周りを真空にして保管する物です。
真空にするので空気が薄くなり酸素の量が少ないので錆びにくくなります。
また、同様に水分も少なくなるのでさらに錆にくくなります。
理化学機器の販売業者から6~7年前に購入した物を使っていたのですがシリコンゴムのパッキンが潰れて当たりが悪くなり空気漏れしてかなり押し付けていないと真空引きされなくなっていました。
交換用のパッキンは5,000円程度で購入出来ることが判りましたが、少し厚みを増せば済む話です。
家にUVレジンを使うときに下にひくつもりでダイソーで買ったキッチン用のシリコンシートがあるのを思い出しました。
サイズは30cm角で厚みは1mmという仕様でした。
実際に厚みを計ってみると縁の部分は1mmありますが内側は0.7~0.8mmでした。
真空デシケーターのパッキンよりも一回り大きいのでちょうど良さそうです。
真空デシケーターのドア側に溝が切ってありパッキンがはめ込んであるので取り外し、シリコンシートを貼り付けて溝に合わせてサインペンで印を付けて溝に合わせた形にカッターとハサミで切りました。
切ったシリコンシートを先に溝に入れてパッキンをはめ込みました。
ドアを閉めてパッチン錠で固定する時に今までは力がかからなかったのですが、パッキンを抑え込む力が必要になりました。
真空ポンプを動かすとすぐに真空計が動き出し空気漏れが解消出来ました。
110円で補修出来ました。
しばらく使えそうです。
100円ショップでは色々な物が販売されています。
アイデア次第で本来の目的と違った活用ができますね。