欧州旅行記【フランス・モンサンミシェル編】

遠かった・・・実に遠かったです。片道５時間です。


昔はちゃんと満潮時には海の中に入ったらしいのですが、今は地形が変わったんだか道が変わったんだかで、今はずっと地面の上のままなのだそうです。
これではせっかくの世界遺産なのに景観がよろしくないということで、国が巨額の費用を投じて元の姿に戻そうとしているとのこと。



お土産屋さんやレストランなどが立ち並ぶ通りを歩きながら、上へ上へと登ります。
江ノ島を歩いているような錯覚に・・・。（昨日からこんなのばっかりね。）

モンサンミシェル名物のオムレツは、ふわっふわに泡立てた卵を焼いたもので、なんというか、空気を食べているような不思議な感覚。胃に空気がたまっていくのがわかります。
この地名物、本場のシードル（リンゴ酒）は正露丸のような匂いがしました。



ちょっと歩くとお店もなくなり、



こんな景色が見えたりして。



てっぺんの金ピカは聖ミカエルのお姿です。
下からじゃちっちゃくてわからないけど、同じサイズのブロンズ（？のようなもの）が展示されていました。
なかなかの美男子様です。



回廊って雰囲気があって素敵ですねー。
多くの大聖堂などの回廊は、そこだけ有料なので「あまり行ったことがない」という人が多いそうです。
そういえばロンドンのウェストミンスター寺院（ダイアナ妃の葬儀が行われたことなどで有名な場所）も、回廊は有料だったような気がします。
でも「いいなあ～。すてきだな～。」と、１人しばらく佇む自分に酔った覚えがあるので（笑）、なんとなく物思いに耽ってみたい人にはオススメの場所です。



・・・で、また５時間かけてパリに戻りました。
往復１０時間超バスに揺られて、実際見学するのは２、３時間。
それでもそんなところだからこそ、この機会に見に行けて良かったと思います。



実は行きに交通事故に遭いました。
乗っていたバスが車線変更してきた乗用車に接触。
エンジンルームのカバーがふっとんだ。

幸いケガ人などはなく、事故処理のため時間をとられたくらいでしたが、本当にあちらは運転が荒い。
前日も凱旋門の前で乗用車が乗用車に突っ込んでいるのを見てしまいました。
双方運転席から出てきたので「きゃーケンカよー！！」と思ったら、
「ぺらぺ～ら、ぺらぺ～ら」と、陽気に笑ってまた運転席に戻り、去っていきました。
「いや～悪いね～」「なんのこれしき気にすんな」くらいのもんなのか。
すげーおおらかっす。



シャンゼリゼのクリスマスイルミネーションです。
ピンボケも甚だしいですが、実際はとってもきれいでした。
雫がぽたりと垂れるような動きのあるライトで、きっと来年以降日本の銀座あたりにも上陸するのだろう、と思っています。