SERENDIPITY

Yesterday is history. Tomorrow is mystery. Today is a gift.

現代の働くお母さんたちに捧ぐ

2016年03月06日 | Diary

しばらくブログをほったらかしている間に、我らが昼ドラも幕を閉じますね・・・
さみしい限りです。


それとは対照的に好調の朝ドラ。
録りためてはいるものの、なかなか見る機会がなく、この数日でやっと半分見終わりました(笑)
大久保利通が暗殺されたあたりです。・・・気長に見ます。


そんな国民的ドラマについて、いまさら私が何かを申すこともないのですが、
今回ものすご~く胸に沁み入る言葉がありましたので、昼ドラ時代によくやっていたセリフ書き起こしを久々にしてみました。


あさちゃんの嫁ぎ先、加野屋のお義母様、風吹ジュンさん演じる白岡よののセリフです。
五代さまから東京へ来るよう誘われて、まだ幼い娘(千代)のこと、家のこと、考えて迷っているあさを呼びつけて叱咤するシーンです。
もちろん、作中ではあさちゃんに向けられた言葉なわけですが、
私には
まるで、明治から大正、昭和、平成、
と、
時を越えて、よのさんから働く女性へと、力強いエールを送られているような気がしました。
同じように感じた方も大勢いらっしゃることでしょう。


ちょうど5年前の今頃。
長男の保育園入園が決まり、

無事、決まってホッとしたようなー…、
いつまでも決まらないでいてほしかったようなー…、

そんなどっちつかずな、覚悟決めきれぬ新米お母ちゃんだった私に聞かせてやりたいです。




「あんたは欲張りや。

あんたは よそのお嫁さんとちごて、男はんとおんなじように、外で仕事するゆう道を選びはりましたわなあ?

そやのに、家を守るおなごと まんまおんなじように、「お母ちゃん」やりたいやなんて、わがままだす。


何かを選んだら 諦めなあかんことかてあります。


たとえ 寂しい思うことがあっても、


母親のくせして仕事ばっかりして って 後ろ指さされることがあっても、


わが子に背中を見せるつもりで 胸張って気ばらなあきまへん。


それがあんたが選びはった道の歩き方やおまへんのか?



そやのになあ、 今頃になって ブツブツブツブツ くりごとなんかゆうてぇ…


ええか あささん、男やったら覚悟決めなはれ!」



「お母様…、うち、おなごだす。」



お茶目なオチつきですが、まるっきり現代に通ずるメッセージですね。



「…あれま。


あれま、あれま!

勢いで間違うてしまたがな。笑


…まあな、

おなごも覚悟を決めなあかん とゆうことだす。


おなごも、
おなごやからこそ尚更、


余計覚悟を決めなあかんのだす。



あんた さっきなあ、

もうちょっと大きぃなるまででええさかい て言わはりましたけどなあ、

子育てで目ぇはなしてええ時なんぞ 一時もあらしまへんのやで。」




この言葉よ。

いまだ時折、自問自答を繰り返す、
「せめて子供が○歳になるまでは、自分が近くにいて育ててあげるのが良かったんじゃないかしら」的な迷い。日本に根強く残る『3歳神話』に惑わされたりして。
でも今回、それに対する全うな回答を得た気がしました。



「そやけど幸い千代には 一家のみんながいてます。


うちかて かのかて、うめかて ふゆかて、


それに なんてゆーたかて このお父ちゃんがいてますがな。


みんなが千代のことを見てます。


せやから今更 うちやおはつさんみたいに 「ええお母ちゃん」になろう思わんかて ええんだす。


あささんなりの 「お母ちゃん」に ならはったらええのや。






…おおきに、おかあさま。
私にとっても、ものすごくありがたい言葉でした。

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