お久しぶりの更新です。
7月から家族内で風邪を引いてはうつし、引いてはうつし…を繰り返していました。
私も2週間前に39.5度の熱を出し、今また新たな風邪を引き、お医者に行ったらレントゲン撮られたところです。大袈裟~。
前回更新からかなり空きましたが…、というか放送終了からだいぶ経ちましたが、まずは『霧に棲む悪魔』について。
せっかく全部見たので感想を書いておきます。
中盤の「ケイ死亡」以降、突然物語が動きだした感じ。
随分長いプロローグだった。
やっぱり前半が間延びしすぎだったんじゃないかな?
いくら「どこから見始めてもわかるように」っていうのをねらってたんだとしても、おんなじシーンを何度も何度も説明調に繰り返す必要なかった気がする。
それならもっとケイとユヅキのエピソードを増やすとか。
だってなんであの2人がお互い愛し合うようになったのか、どこに惹かれたのか、最後までわからなかったよ。
2人を結ぶエピソードは、というと・・・なんでもかんでも「食う?」に頼りすぎでちょっと苦しかった。
そんなわけで、登場人物がそれぞれ味を出してくるのが遅すぎた気がします。
終盤、そこそこ見ごたえがあったのでそれが残念です。
最終回を見終わり、その時の感想は「まあまあ、見終わってみたらおもしろかったんじゃない?」
でも間を空けて今振り返ってみるとー?
「もう一度見たい!」と思うシーンが…特にない。
強いて言えば、ラスト間際でカワユイ恋物語を展開した手負いの悪徳弁護士・影山仁か。
ハルカを守るためにおじ様と揉み合い、その時受けたケガのために倒れ、意識を失う寸前、いつぞやにかすめ盗って以来ひそかに持ち歩いていたと思われる笑顔で写るハルカの写真を取り出す。
う~ん、どこか古典的な香り。
思わず胸キュンでした。(表現も古典的になるくらい。)
だけど、そのあと2人がいい感じになっていくのはちょっと無理があるんじゃないかい?
いくら影山が、ブラジルの片田舎でワイナリーのお手伝いをしているうちに、すっかり牙を抜かれてしまったんだとしてもだよ?愛する妹を軟禁(いやあれはもう監禁レベル)、薬物を使って人格破壊、その間に一族の財産を奪い取る、などなど…散々やらかしてくれた「悪魔」の片腕および愛人だった男とイイカンジになれるものかね?
「にっくき敵の娘」どころの騒ぎじゃない気がするんだけどなあ。
だから私としては、ハルカに恋心を打ち明けたあとで影山・出血性ショック死、ハルカは胸の内で影山を想い続ける、くらいの展開の方がよかったです。
フキさんのウェディングドレス同様、終始サチ薄かったハルカへの最後のご褒美だったんだろうけど、登場人物に優しすぎるわ~。
しかし、そこまではまだいい。
問題は依子だよ。
彼女まで無罪放免って、いくらなんでもちょっと人が良すぎるのでは…?
結果的に殺人を犯したわけじゃなかったけれど、でも彼女のしたことって立派な犯罪だよね?
ラストが不自然なくらいにみんなで爽やかムードを醸し出していて、違和感を感じずにはいられなかった。
ずっと世間には伏せられてきた何十年も前の龍の丘の事故のことも、まるで当時のご先祖様が随分ひどいことをしでかしたみたいに非難して、今更世間に公表しちゃったのも、結局はケイの自己満足でしかない気がするし。
御田園の死についての真相は闇に葬っておいて、そりゃないよ。
というわけで、ちょっと納得いかないことがテンコ盛りだったけど、それでも楽しかったです。
そういえば主役だったっけ~のユヅキも、前半の精神的軟弱野郎から、後半は「何があっても君を守るよ」的徹底した心優しき草食系にまで脱皮できて、それはそれでホンワカしていて良かったと思います。
だけどところどころで「彼女がケイでも霧子でもそんなことは関係ない。」って言い放ってたけど、最初のうちはそれでもよかったけど、終盤に差し掛かってもそれではまずいんじゃない?
結局、「この顔ならどっちでもいい」って言ってるように聞こえちゃうんだよな~・・・
あ、あとドラマ中でも公式HPでも、影山は依子の「愛人」とされてきたけど、依子は御田園氏と結婚するまで未婚だったわけだから、別に愛人でもなんでもないよね。
影山もあの様子だと独身ぽいから、なんにも後ろめたいことない、自由な大人の恋愛じゃないの。
熟女相手だと愛人になっちゃうの?
ああ、愛人の定義がわからない…。
そして。
またやってくれたね、みずえママ。もといキリコママ。
最終回まで黙っていたなら墓場まで持っていこうよ、その秘密。
どうして最後の最後で暴露したくなっちゃうんだろ。
おじ様もお気の毒。
だけどおじ様、そんなに自分の子供が欲しかったのかー。
財産云々じゃなくて、単に自分の家庭が持ちたかったの?
う~~~ん、結局何がしたかったんだかよくわからんなあ。
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ほんと謎だらけでしたよ。
そう、私もずっとケイに注射した人が最大の謎なんだと思っていたら謎のまま終わっちゃった。すっかりなかったことになってる。
あの時、ヨリコが「心配しなくても手を下す人物は用意している」とかなんとか、もったいぶって言ってましたよね??
私はカツジかカラキダか、とひそかに答を考えていたのに…。なんだったんだろ。
ミタゾノの身代わりの人も銃殺されてたわけで、そんなのケイとキリコみたいに都合よくその辺に変わりになりそうなのが転がってるわけじゃないのにノータッチだし。
そのほか、カラキダのメールの相手、マリの電話相手、などなど。
このへんの黒幕がヨリコだったにしては、視聴者がみんなヨリコ=黒だと分かりきってたあたりでも電話やメールの相手を伏せていて、まるでまだもっと大物が隠れているかのようだった。と思うのは私だけ??
震災でかなり削られたんだろうけど、やっぱりちょっと残念な感じは否めないですね。
な~んか、この先向こう数年、夏は毎年『明日の光をつか』まされる気がしてそれもちょっと…。
また次に期待して待ちます。
なんか、謎多かったね。ケイに注射したヤツ誰? ミタゾノの代わりに死んだヤツ誰? とかね・・・。
このドラマがイマイチだったのは、やっぱ主役二人の魅力と、惹かれあう理由がイマイチだったことじゃないかなあ。来年か再来年こそは、名作にめぐり合えることを期待してます。またこちらで、昼ドラ合戦できるくらい。