再☆シングル物語

~自分のための記録ブログなので気まぐれです~

トークショー 「葛城事件」

2016年07月08日 | 映画鑑賞

昨日は映画「葛城事件」のトークショーに行った
(新宿バルト9)


サイン入りポスター
なんか照明が入り込んで、上手く撮れなかった
   ↓



2回目のこの映画を観た後に、赤堀雅秋監督、三浦友和さん 田中麗奈さんが登場

あまり広くない映画館だったのですごく身近に感じた。
なんか緊張したー

ほとんどの時間が質疑応答ということで、
質問がある人が手をあげることになり・・・

あーでも、こういう時に手をあげられないんだよなぁ、わたし

それ以前にあんまりアホな質問をしちゃ失礼だと思うし、
何が失礼な質問になってしまうのかもよくわからなかったし・・・・

こういう貴重な時間は
「本当に質問がある人の時間」にしてもらったほうがいいので、たぶんこれでヨシだろう

背後から四つんばいの三浦友和さんを撮ったあたりのエピソードが笑えました。



///////////////// ちょっとネタバレ  /////////////////////////////////////////





重い映画なので、決して気分は明るくなる映画じゃないんだけど
家族という1番身近な集団であるにもかかわらず、
この「全然噛み合ってない感じ。壊れてる感じ
が上手いんだよなぁ・・・って、再度観てしまう。


噛み合わない集団の中で、
唯一1人、気を使ってバランスを取って、いつも調整役をしている新井浩文さん演じる長男。

視聴者が感情移入出来る登場人物がいるとしたら、この長男かもしれない。


しかし家族の中でいつも優しくバランスを取ってたその兄ちゃんは、
結局、社会の中でもいつも周囲を気にする優しい人間で、仕事の悩みも全部を抱えてしまうんだよ・・・・
1番まともに見えたその兄ちゃんが、1番先にこの世を捨ててしまったのはショックだった。


この家族、
どうしたら、こうならずに済んだのか???
そんなことを考えてしまう映画だ・・・

いや、父親に問題があるのは当然わかるんだけど
のんびりしてるお婆ちゃんでも同居していたら、また違ったんだろうか?
それとも父親が自営じゃなく、上司や部下に揉まれて
少しは丸くなってたらどうだろうか?

それとも兄の会社が上手く行ってれば、実家家族を明るいほうへ
持って行けたのだろうか?
それとも・・・・

考えても答えが出ない。

たぶん1つじゃない。
いろんな事が悪ほうに絡み合ってるんだろう

今のところ私の今年(上半期)のベストです
なんらかの賞は取る気がします。

といっても、そんなに観てないのでエラソーに言えない


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新宿で映画を観るときは他の映画館を使ってしまう時が多いんだけど、
ここは段差がしっかりあって観やすいかも?と思った
(最後列だとスクリーンを見下ろす感じになり、目が疲れやすい私は見下ろすほうがラクなので)





映画観てきました 「葛城事件」

2016年06月25日 | 映画鑑賞

最近観た映画、
「64(後編)」「ディーパンの闘い」


そして今日の「葛城事件」 


映画の感想は下手くそなので、書かないでいることも多いんだけど、

この「葛城事件」はちょいとサラっと書き留めておきます


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家族の崩壊の話・・・なんて印象だけで足を運んでしまったので、
思ったより絶望的な展開に驚いた。
(後で調べたら某無差別殺人事件をモチーフにしてるらしく)


それでも安っぽくならずに、
1シーン1シーン見入ってしまうのは、脚本が上手い ってことだと感じる。

人物描写がしっかりしてて、余計なセリフはなく
構成もカメラワークもストレスなくグイグイ引っ張られていきます。

(こういうのはホントに力がないと、中だるみしたり失速したり、セリフが過剰でシラケたりするんで)

「上手いなぁ上手いなぁ」と思ってしまう場面が多々あった。


この表現のセンスは

キネマ旬報あたりの賞レースに確実に絡んでくる作品だと思います



ハッピーエンドを求めてる人や、単館映画が苦手な人、
あと家族がゴタゴタしていて闇を抱えてる人(たぶん気分が引っ張られる) にはお勧め出来ない映画。


私はまた足を運んでしまうでしょう・・・





映画観てきました

2016年05月15日 | 映画鑑賞

映画「64」観てきました

佐藤浩市が上手いなぁ~
というか出てくる役者さんみんな上手いと思った。

仕事をしてる男の色気みたいなものも漂ってて好きな映画です。

仕事を続けるために自分を誤魔化すことが大事なのか、
それともオカシイことをオカシイという正義感のほうが大事なのか、
その折り合いの難しさ

(「クライマーズハイ」もそんな部分にかっこよさを感じたなぁと)



感想を書くのがつくづく下手だなと思うのですが
映画の中の「その事件」にかかわった人たちのその後の人生みたいなものにも考えさせられた。

14年、1人1人に人生がある。
世の中、決してキラキラした人生を送ってる人ばかりじゃない。


「あの7日間に取り残されてる」という言葉が出てくるけど、
私も「あの日に取り残されてる」と言えるのかもしれない。

「あの日を忘れる」ことは出来ないのだと分かってきたので、
どうにかこうにか共存しながら生きるという方法を選んできた。

そういう人が、おそらく沢山いるのだ


わけあり交通事故で死んでしまった、「かき消されそうなお爺さん」のことを
佐藤浩市が説明する場所が1番泣きそうになってしまった。

日々のニュースの中で軽く流されてしまう1人の爺さんの死亡かもしれないけど、
こんな人生があるんだと。

うーん
やっぱり上手く説明できないけど後編を首を長くして待ってます






映画「神々の山嶺」 2回目

2016年04月08日 | 映画鑑賞

映画を観て→ 小説を読んでみてから、 → 2回目の映画「神々の山嶺」を観に行ってきました

いろいろ言いたい場面はあっても、星1つ というほど残念な映画では絶対にないと思う。

小説を読んでから映画を観るという順序だと、
映画の感想というよりは原作とどう違うかの評価になりがちなので、
あまりそういう見方をしないようにしてる

ただ、


そんなことを言いつつも、
私が1つ、お願いするとしたら、 「音楽が合ってないよなぁ」 なのだった


私の個人的な好み で言うと、映画に流れる音楽はすごーーーく大事だと思っていて、
映画っていうのは、映像と音楽とセリフと構成と・・・などが絡み合った総合芸術だと思うのだ。

その点、映画の「岳」なんて、サントラがストーリーを追い越して素晴らしすぎてCDが売り切れてしまった。
今では山のテレビをやるときによく流れたりしてる。


この「エベレスト~」で言うと・・・・映画中に流れてくる音楽がところどころ合ってない。
(音楽担当のかたは有名な人らしいので、こんなことを書くのはおこがましいんだけど

思うに、
この映画中にところどころ流れてくる音楽は、昔の日本の山の話 なら合うんだと思う。
「昭和の剱岳」だとか「雪の八甲田山」とか
、着物を着た男女が出て来そうな、ちょっとそっち系なのだ。

ちょっと昭和の男女が別れ話してるような感じというか

そうそう、白い巨塔の財前のテーマなら合うんだよ・・・
(すみません

ラストの羽生と深町が会話を交わすシーンであの音楽・・・・ 合ってない~~


そして、エンドロール(エンドクレジット?)の音楽を私が決められるのなら、
 LIBERAの「Far away (彼方の光)」 にしたい

エンドロールを眺めながらこのメロディが流れたら最高だと思う。
こんな感じのメロディなら神に近いエヴェレストと合って神聖な感じがする。


※ 結局 書きたいこと書いてる






神々の山嶺

2016年04月03日 | 映画鑑賞
先日映画を観に行って気になった、「神々の山嶺」の原作(小説)を買ってきました。

本当は上下巻が買いたかったのですが
たまたま行った書店には角川から出てる分厚い合本版を山積みで売り出し中だったので購入。

やっぱり上下巻で欲しかったかも。
分厚すぎる・・・

しかし他の書店に行く気力もなかったし、すぐ読みたかったので合本版を買ってしまいました。

こちらは指摘されてる通り、タイトルが神々の山嶺より   エベレスト 
って文字が強調されてます。


たぶん書店にあまり来ないような人にも、
「ほら、あの山の映画の・・・あのエベレスト映画の本か」 って感じで手に取りやすい客層を狙った感じ。

たぶんもう1度映画に行くと思います。

こうなると漫画も読んでみたいけど、お金が飛んでいくからなぁ

ちなみにブックオフで売ってないかと小説も漫画もチェックしに行きましたが
(うちの近所のブックオフには) みごとに無かった