coya

すっかり育児ブログ
猫と犬もおるよ

こうして名言は生まれた

2007-12-09 18:56:47 | 昔話
1999年、秋。

小雨がパラついていた。


双子は思いついた。


そうだ!服を買いに行こう!

あ、平日か。

学校あるわ。

まぁ、いっか。


原付2台、ブィーンと駅へ向かう。

最寄駅は伊川谷。

でも地下鉄を使うときは、もうひとつ向こうの学園都市駅に原付をとめる。


学園都市駅まではのどかな田園風景。

いい町やなぁ~


三宮で買い物。

双子はいろんな店を巡り巡って、

おそろいのスカートと、

おそろいのトレーナーを買った。


私たちは仲良し双子♪


姉②は夕方からバイト。

もう帰らないといけない。

雨もあがったし。

さ、帰ろう。


テンションがあがってしまった私は田園風景を楽しむのも忘れて、

とばしまくった。

見晴らしがいいのも手伝って、バカみたいにとばした。





このときはまだ、雨上がりの道路の怖さを知らなかった…。





ツルン


あ。

ガリガリガリガリガリ

あぁ。

ブババババババ.....

あーぁ。

こけてもーた。

恥ずかしい。

アホみたいにとばすからや。

あんな早いスピードで曲がれるわけないわな。

姉②に追いつかれる。

これは恥ずかしいぞ。


あ、追いつかれた。

とにかく笑え。

私「アハハハハハ、こけてもた」

私「アハハハハハ、痛い痛い」

私「アハハハハハ、ほら見て、スカートやぶれた」


ひとつも笑わないまま姉②はこう言い放った。


姉②「何やっとん、先行くで」


私「アハハハハハ、そっかバイトやしな」

私「アハハハハハ、ちょっと待って、すぐおこすから」

私「アハハハハハ、ほら見て、ブレーキがありえへん方向むいとる」

私「あれ?アハハ、あれあれ??アハハ!ブレーキかかっとるわ」


ひとつも笑わないまま、姉②は私の原付のブレーキをつかむと、

グニッ

っとブレーキを元の位置に戻した。


私「アハハハハハ、すごいな、一瞬やん」


ひとつも笑わないまま、姉②は原付に乗り、走りだした。

私「なぁ、アハハハハ、なぁて、ちょっと待ってぁな」

聞こえないのか、姉②。

私「なぁ、なぁ!なんか変な臭いがするねん、後ろ走ってぇな」

私「なぁなぁ、煙とか出てへん?なんか臭い」

私「あ、出るわけないか、アハハハハ」

無視をきめこんだか姉②。


家に着くとそこには母。

私「おかん、見て見て!血ダラダラや。こけてん」

母「いっぺんこけたほうがええ」


翌日、朝一で病院へ。


学校は遅刻。

足には包帯。

かなり大袈裟。


バレバレやん、原付でこけたん