1999年。
王子・のぶお・私の3人で遊ぶことがよくあった。
この3人の共通点は「ナルシスト」
王子は身長175cm、痩せ型で目は小さく、鼻だけやたらデカく、
中性的な雰囲気の、超が何個もつくミーハー男。
のぶおは高校入学時、ジャニーズの少年たちのようにキレイだったが、
年々顔がくどくなり、滑らかなしぐさのみ、過去の輝きを残す男。
私はといえば、知っての通り、自称モテ子。
なので、この3人で歩いていると妙に周りの人の目を気にしていた。
見られてもいないのに、「見られている」と思い込み、キレイに振舞ったりした。
中でものぶおと言うこの男。
ギザキモス。
少年グループとすれ違ったときのこと。
少年グループは私たち3人をジロジロと見ていた。
そして、すれ違い様にこう言った。
「オトコ・オンナ・オカマ」
ロン毛ののぶおは『オカマ』と言われていた。
イケてるサラサラヘアー。まるでキムタクだ!
と思い込んでいたのぶおがあまりに滑稽だった。
人一倍大きな顔を持つのぶおは、写真を撮るときの角度がいつも一緒。
どの写真も同じ角度・同じ顔。
どの写真も、人一倍大きな顔だった。
そんなのぶおのエピソード。
ある日、のぶおのジャージがなくなった。
私たちはのぶおがイジメられているんじゃないかと心配した。
が、のぶおは無邪気に言い放った。
「たぶん、僕のファンの子が盗ったんだと思うんだ」
んなわけあるかい!
でも、のぶおはいうれしそうにしているので、ほっておくことにした。
それからはネタのように「ジャージ返してもらった?」と聞いたりしたが、
その度のぶおは「ううん、ファンの子が大事に持ってる」と言っていた。
卒業式の前の大掃除の日。
私ちは見てはいけない物を見てしまった。
のぶおの手にジャージ。
それもホコリまみれの。
「ロッカーの裏に落ちてたんだ…」
王子・のぶお・私の3人で遊ぶことがよくあった。
この3人の共通点は「ナルシスト」
王子は身長175cm、痩せ型で目は小さく、鼻だけやたらデカく、
中性的な雰囲気の、超が何個もつくミーハー男。
のぶおは高校入学時、ジャニーズの少年たちのようにキレイだったが、
年々顔がくどくなり、滑らかなしぐさのみ、過去の輝きを残す男。
私はといえば、知っての通り、自称モテ子。
なので、この3人で歩いていると妙に周りの人の目を気にしていた。
見られてもいないのに、「見られている」と思い込み、キレイに振舞ったりした。
中でものぶおと言うこの男。
ギザキモス。
少年グループとすれ違ったときのこと。
少年グループは私たち3人をジロジロと見ていた。
そして、すれ違い様にこう言った。
「オトコ・オンナ・オカマ」
ロン毛ののぶおは『オカマ』と言われていた。
イケてるサラサラヘアー。まるでキムタクだ!
と思い込んでいたのぶおがあまりに滑稽だった。
人一倍大きな顔を持つのぶおは、写真を撮るときの角度がいつも一緒。
どの写真も同じ角度・同じ顔。
どの写真も、人一倍大きな顔だった。
そんなのぶおのエピソード。
ある日、のぶおのジャージがなくなった。
私たちはのぶおがイジメられているんじゃないかと心配した。
が、のぶおは無邪気に言い放った。
「たぶん、僕のファンの子が盗ったんだと思うんだ」
んなわけあるかい!
でも、のぶおはいうれしそうにしているので、ほっておくことにした。
それからはネタのように「ジャージ返してもらった?」と聞いたりしたが、
その度のぶおは「ううん、ファンの子が大事に持ってる」と言っていた。
卒業式の前の大掃除の日。
私ちは見てはいけない物を見てしまった。
のぶおの手にジャージ。
それもホコリまみれの。
「ロッカーの裏に落ちてたんだ…」