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海賊の末裔が乗るチビ山賊号 bandit150

最近の整備ネタ

少し前に、仕事用台湾スクーターの前輪タイヤ交換をしました。
IRCの数年前からの現行タイヤです。
交換後約2年間で12000キロ弱、スリップサインまでは残量が有りました。
しかし、ウエット走行時、明確に接地感に不安を感じる様に為ったので交換🔧

装着後、暫く使用した感想を〜
タイヤ自体の慣らし?馴染み?は輸入タイヤに比べ殆ど不要レベルですね。
(PIRELLIのスクータータイヤは、走行50~80キロ程迄,明確にゴツゴツ感が有りました)
IRCは比較的初めからソフトな乗り味です。
改めて感じた事は、
溝は残っていても、新品タイヤとの性能は比較に成りませんでした。
特に雨天性能は接地感が格段に向上して、普段使いとして高レベルです。
後輪での比較した場合、耐久性はPIRELLIのエンジェルの方が15%程長持ちで、1000キロ程長く使えます。
PIRELLIは輸入品故に、値段の幅がありますからランニングコストは微妙です。
当たり前ですが、矢張りタイヤは新しい方が良いですね(^^)v


別件整備ネタ
台湾キムコの250スクーターの駆動系グリスアップをしました🔧
エンジンの基本設計はホンダのフォーサイトのフルコピー(笑)
でも何故かキムコが作るとエンジンが焼き付きます(笑)
(125は比較的丈夫なのですが、何故か250だと駄目です。台湾メーカーは十数年前まで最大排気量が180位だったのが関係しているのかも)
デビューしてから10数年経ち、キャブ車がEFI車に進歩しました。
焼付き対策がなされたのでしょうか?
今回整備した車両は3万 km走行、異音も無くて好調です。
オーナーが比較的良いオイルを2500キロ程度で定期的に替えているお陰??

本来のネタはトルクカムのグリスアップです。


ここはスクーター駆動系の構造上、どうしても負担が掛かる所です。
興味深いのは125だと見た事が無い、見えるサイズの金属粉が劣化したグリスに混ざっています。
(拡大写真、暗灰色のグリスの中の銀点)
これで整備後1万 kmの状態です。

ウエイトローラーも偏摩耗しているのが見られます。
スクーターって、メンテナンスしないで乗ってる人が多いですけど、実は性能維持の為には普通のミッション車より整備が必要です。
(整備サイクルが短い私の台湾スクーターは、シグナスやアドレスに最高速度で負けた事が無いです)
以前、ブームだった国産250スクーターでよくあるのは、4~5万kmまでオイル交換以外は整備せずにベルトが切れて〜
駆動系全替えで7~10万の見積もりで修理を諦める、という事が多々有ります。
調子良く,気持ち良く乗る為に、1万キロごとのグリスアップとWR交換、摩耗したらベルトの定期交換の方が結果長く乗れます。
整備する側からのネタでした。







コメント一覧

コージー大阪
こんばんは♫
ルパンさん

Gdink250は、
トルクカムの溝&ピンが4本で耐久性の向上を目指したり、エンジンとフレームの可動&連結する部分の剛性アップ等々、かなりの改良がなされて居ました。

でも、今のキムコジャパンは現行モデルの部品代が国産の二倍近い暴利で~
┐(´д`)┌
この250の場合はドライブベルトの定価は税込だと24000円程します~
自滅しそうな感じです。
古いキャブレター車はヤフオクで安く買えますが~
ルパン
懐かしい写真をありがとうございます(笑)

駆動系はよく開けてましたね〜
今思えばよくやってたもんだと自分で自分を笑ってしまいますが

そのおかげで、自分で作業できるように
なったのでパーツ代だけで済みましたね
駆動系は奥が深いですよね〜
senamick
おはようございます
とても丁寧で詳細な説明ありがとうございます。
とても参考になります、失敗しないように、慎重に作業します、
ありがとうございました。

着手する際は、ブログはアップします。
cozycycle1717
あ!
追加で〜
ドライブベルトは摩耗してくると、挟む方向の力が弱不足気味で、どうしても遊びが増えます。
ですからケースの内側に擦るのは割とあります。
ベルトやWR交換時期の目安の一つでもあります。
ヤマハ等は、プーリーボスにシムが標準でありますので、そこで調整可能ですが~
cozycycle1717
お早う御座います♪
senamickさん

senamickさんが整備するPCXは機械として幸福ですね♪ 
(^^)
125なのでトルクカムの溝とピンの負担はマシですが、少なくともグリス交換は必須です。
トルクカム周りの部品は確か1万円程しますので、延命して節約&再加速時のフィーリング向上が出来ます。
ウェイトローラー&ベルトの摩耗は、乗り方で大差がつきますが、ホンダは部品精度が高く、高品質なのでしょう〜
ウエイトローラーは台湾メーカーより長持ちします
特に初回整備に差が有りました、恐らく、表面の仕上がりの精度の差ですね。
そうそう、ウェイトローラーはメーカー純正が矢張り一番長持ちします。

リヤサス交換時は、リアサスの上下ボルトの当たり面にグリスアップを
エンジンハンガーシャフトにも、グリスアップお勧めします。
あの後、検証しましたが、
例のシャフトを半分だけ抜いてチェーングリスを投入する[手抜きグリスアップ]でしっかりグリスは付着していました。
ですからそれで十分です。
(スクーターは完全に抜くと大変で、万が一の時に配線などに負担がかかるのでお勧めしません)
(シャフトを半分抜く時に、長い中古ドライバーでシャフトを押し出し隙間からグリスを塗っています、これだと位置関係がずれないので安全)

xadv は数年前に鳥取県砂丘への道中に初めて見掛けました。ビックリしましたね〜
デザイン的にも、コンセプト的にも何処のバイクかわからなかった〜
面白いコンセプトですが、日本の林道を走るには大きすぎ重た過ぎます。
(私が見かけた車両はオフロード走後で泥まみれでした)
日本だと150が適任かと思います。
ですからか?150としては高価なのによく売れていますね〜
ツーリングに出ると割と見かけます。
一般道重視だとちょっとパワー不足でしょうが〜
オジサンには丁度良いかなぁ〜
senamick
こんばんは
近日中に後輩のPCXのリアサス交換作業をおこないます、その時に、トルクカムの所と、WRをチェックしてみます。

考えたら、スクーターの駆動系担当の技術者は凄いですよね(他の部署の方もメーカーの人間は凄いですが)

自分が乗っていた時、PCXのベルトがケースの上に当たった痕があり、バイク屋さんが、あれぇ?なんでかな?と言ってましたが、ベルトって伸びるんでしょうか?

まぁ、今度ばらして見るのでベルトの伸びとかチェック出来るならいいですけどね

あと、Bandit150さんが書いている「XADVの750」をHONDAのサイトでプロモーション動画を見ましたが、滅茶苦茶カッコいい!
ドキッとしました!
でも、価格が高いのと、車重が自分のR750より大幅に重いので、自分はやはり DAXですかね(笑)
でもなんとなく感じるのですが、R750降りないと、DAXみたいなバイクへ行かない感じもします。
コージー大阪
流石は過走行ライダー(笑)のbandit150さん
(^_^;)
スクーターの弱点を良くご存知〜
距離を走る人には、メンテナンスサイクルや維持費はミッション車の方が良いかも知れません。
この250ccは良く走るのですが、それ故か?摩耗が早くて、5000キロ毎のリヤタイヤと2万キロ毎の駆動系交換が必要です。
台湾メーカーは、日本での部品代が暴利なので、維持費が負担になります。
ʅ(◞‿◟)ʃ
bandit150
コージーさん、こんばんわ。
そうですね、スクーターはオイル交換と駆動系やらないとだめですね。
私も2万キロごとに駆動系の部品交換します。
ベルト切れを何度も経験してるので、怖くて乗ってられません。
チェーンの方が伸びることはあっても突然切れることは普通に使っていればないので安心ですね。
XADVの750のやつ、あれ、チェーン駆動なのでいいなと思ってます。
高いですけどね。
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