クレモナ カルテット

【考察】チェロ駒の世界〜序章〜

ただいまチェロを製作中で、こちらのブログ記事でも人気が高いチェロ駒ついて書きたいと思います。

駒は楽器の必須要素ですが、小さな部品ゆえ余り重きを置かれてはいません。

実際には、チェロの音色を生み出す上で極めて重要な役割を果たしています。

では早速、チェロ駒の世界を探求してみましょう♪

 

~機能について~

駒は、F字孔切り込みの位置に足の真ん中が置かれ、弦の振動を表板(音響板)に伝える役割を果たします。

チェロF字孔と駒 

実際、チェロの弦は演奏されると振動し、駒と表板を通じて音波を発生させ私達の耳に届きます。

つまり、駒はトランスデューサーの役割を果たし、弦の振動エネルギーを音に変換しています。

 

~構造について~

一般的にカエデ材の台形でできており、2つの足で表板に接触しています。


両手を広げて立つ人のような駒

上部にある "顔のフェイス" は、より幅広く4つの平行な弦が通る溝があります。

胴体の真ん中はハートの穴が開いていて "腕のアーム" があり、より細く足2本がしっかりと音響板に置かれます。

駒の高低は、チェロの音にとって重要な要素です。

高い駒は、弦の張力を高めるため、よりパワフルな音を生み出します。

また駒の立つ位置や傾きは、弦の張力や振幅が変わり、音色や共鳴に影響します。

駒は、より暖かい音や明るい音など、さまざまな音響効果を生み出すために異なる形状で作られることがあります。




その機能性と芸術的な形状

小さいながらも甘くみるなかれなのです♪

【こちらの記事もご覧ください】

チェロ駒おススメ

現代曲にはこのチェロ駒

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