クレモナ カルテット

木のルネッサンス(再生)

材料選定も私たちの大切な仕事で
 
毎年、産地まで足を運び仕入れをします。
 
木は乾燥(シーズニング)を経てから楽器に生まれかわります。
 
なので買ってもすぐに使えません
 
 世界遺産にも登録されているドロミテ山岳
夏は登山、冬はスキーで人気です。絶景!!
 
その中のフィエンメ渓谷と呼ばれている場所にバイオリンの表板材料のスプルース(赤モミ)があります。
 
 ヴァイオリンの森

 これ!良いチェロ材がとれそうな大木樹齢200年くらいでしょうか。

 

二年前の秋、豪雨災害での爪痕がまだまだ残っていました。材料保管場所には通常の10倍の木が(驚)
 
丸太から楽器などの材料に使用出来る部分は30パーセントと少ないです。
 
やはりこの惨状を目の当たりにすると木としての生命を終え
 
数年後に楽器として新たな命を吹き込むことに強い使命を感じます。
 
もう少し待っててね。
 
 
 
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「弦楽器」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事